「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2025年2月14日現在】

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2025年02月14日 15:21  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

Windows 11 2024 Updateの複数の不具合が解消された

 Microsoftが2024年10月1日から順次配信している最新のOSアップデート「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」だが、本バージョンの導入によって不具合が発生する可能性がある環境では、「セーフガードホールド」と呼ばれる機能でアップデートの配信が見送られている場合がある。


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 この記事では、Windows 11 2024 Updateにおいて2025年2月14日時点で解消した既知の問題をまとめる(新規不具合の報告はない)。なお、2025年1月14日時点で報告されていた既知の問題や、解消した問題については別の記事で紹介している。


●Ubisoftのゲームタイトルの一部が止まってしまう(解消)


 本バージョンのリリース直後から、Ubisoftの一部ゲームタイトルが起動中/データの読み込み中/プレイ中にプログラムが応答しなくなることがある問題が報告された。


 この問題は、Ubisoftによる調査やプログラム修正が順次進められてきた。結果、1月23日までに解消した。以下のタイトルについては、Ubisoftが提供する修正プログラムを適用することでWindows 11のセーフガードホールドが解消される。


・Star Wars Outlaws(※1)


・Avatar : Frontiers of Pandora(※1)


・Assassin's Creed : Origins


・Assassin's Creed : Valhalla


 「Assassin's Creed Odyssey」については、調査を通して特に不具合を起こさないことが判明したため、修正プログラムを適用していない場合でもセーフガードホールドが解除された(予防的措置としてセーフガードホールドに含めていたという)。


(※1)修正プログラムを適用すると一部シーンにおける動作パフォーマンスが低下する(継続中)。Ubisoftは引き続き、パフォーマンス問題への対処を継続している


●インストールメディアから導入すると更新プログラムが適用できない(解消)


 本バージョン用のインストールメディアのうち、2024年10月または2024年11月のセキュリティ更新プログラムが適用されたものを使って本バージョンをインストールすると、以後のセキュリティ更新を適用できなくなるという問題が発生していた。この問題は2024年12月以降のセキュリティ更新プログラムで解消しており、現在公開されている(作成可能)なインストールメディアでは発生しない。


 Microsoftは引き続き、この問題に遭遇した環境における対処策を検討してきた。その結果、新しく作成したインストールメディアを使ってWindows 11を再インストールしてもらうという方法を取ることにした。セキュリティ更新プログラムを適用できなくなった環境では、改めて作成(ダウンロード)したインストールメディアでセットアッププログラムを実行する必要がある。


●「Auto HDR」を使うとゲームに不具合が生じる(解消)


 本バージョンを導入したPCで「Auto HDR(自動HDR)」機能を有効にした場合に、一部のゲームタイトルにおいてゲームアプリが応答しなくなったり、画面色に異常が生じたりする問題が発生していた。


 この問題については、2月11日に配信されたセキュリティ更新プログラムを適用すると解消される。以前のバージョンのWindows 11を稼働していて、本件を起因とするセーフガードホールドが適用されていた環境については、今後数日以内に順次解除される。


●「設定」からタイムゾーンが変更できない(解消)


 本バージョンにおいて、管理者権限を持たないアカウント(ユーザー)が「設定」アプレットの「日付と時刻」からタイムゾーンを変更できないことがある問題が発生していた。


 この問題は、1月28日付で配信されたプレビュー更新プログラム(※2)において修正された。同日以降に配信されるセキュリティ/プレビュー更新プログラムを適用することで解消可能だ。


(※2)セキュリティ更新を除く更新を半月先行して提供するもの(適用任意という扱い)



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