エヴァートン戦終了後の一幕 [写真]=Getty Images リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、エヴァートン戦で自身に提示されたレッドカードについて言及した。14日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
プレミアリーグ第15節の延期分が12日に行われ、リヴァプールは敵地でエヴァートンと対戦した。試合は11分にベトの得点でエヴァートンが先制したものの、アウェイチームも5分後にアレクシス・マック・アリスターが同点弾をマーク。73分には好調を維持するモハメド・サラーが逆転ゴールを挙げ、終盤にゲームをひっくり返す。しかし、『グディソン・パーク』での最後の開催となった“マージーサイド・ダービー”はラストにドラマが待っていた。後半アディショナルタイムの90+8分にジェームス・ターコウスキーが値千金の得点を奪取。エヴァートンが土壇場で追いつき、互いに1ポイントずつを分け合った。
90分のなかで多数のカードが連発された一戦は、試合終了後にも両チームの選手が入り乱れる形で小競り合いが発生。マイケル・オリヴァー主審がエヴァートンのアブドゥライェ・ドゥクレとリヴァプールのカーティス・ジョーンズにレッドカードを提示し、握手の際に何かしらの言葉を発したスロット監督にも同様にレッドカードが提示されていた。
会見に出席したスロット監督は、「今も進行中のプロセスであり、それを尊重しなければならない。なので詳細については話せない」と前置きしつつ、「アディショナルタイム中に色々なことが起きて、感情が抑えきれなくなってしまった。もし過去に戻れるなら違う対応をしたかったと思うし、次回はそうできるようにしたい」とコメント。「しかし何が起きたのか、何を言われたのかについては、進行中のプロセスなので邪魔をしたくない」と語るに留まった。
なお、プレミアリーグは13日、スロット監督に対して2試合のベンチ入り禁止処分を科したことを発表。だが、現在は公式ウェブサイト上に掲載された声明が削除されており、報道によるとイングランドサッカー協会(FA)はオリヴァー主審からの詳しい報告を受けた上で、3営業日以内にスロット監督への正式な処分を決定する見込みだという。