キオクシア、過去最高益＝上場後初決算で黒字化―２４年４〜１２月期

　半導体メモリー大手キオクシアホールディングス（ＨＤ、旧東芝メモリ）が１４日発表した２０２４年４〜１２月期連結決算（国際会計基準）は、純損益が２５２０億４８００万円の黒字となった。データセンター向けが好調で、２５３９億７４００万円の赤字に落ち込んだ前年同期から黒字に転換。４〜１２月期として過去最高益を記録した。

　昨年１２月の上場後、初の決算発表となる。売上高は前年同期比８０．２％増の１兆３５９３億円だった。渡辺友治副社長執行役員はオンライン説明会で、市場環境について「人工知能（ＡＩ）の急速な普及が成長の原動力になる」と強調した。

　２５年３月期の連結業績予想も発表。売上高は１兆６７４４億〜１兆７０４４億円（前年同期は１兆７６６億円）、純損益が２５４０億〜２６８０億円の黒字（同２４３７億円の赤字）を見込む。