藝大卒のYouTuberが青色だけで絵を描く動画がYouTubeで注目を集めています。執筆時には再生回数が約10万回に達しています。
50種の青系の画材を駆使した絵は、どんな仕上がりになるのでしょうか。
●青だけで絵を描いてみると!?
YouTubeチャンネル「アートゥーン! /Artoone!」では、東京藝術大学にゆかりのあるメンバーが、音楽や美術をベースとしたさまざまなことにチャレンジしています。
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今回は「青い画材だけで絵を描くとどうなるのか」を、デザイン専門の林さんと絵画専門の真田さんのふたりが検証。絵のテーマは黄色や白で描かれることの多い「月」です。
使える画材の色は青系だけですが、アクリルガッシュ(樹脂がベースの不透明な水彩絵の具)、透明水彩(絵具)、色鉛筆、マッキー(油性ペン)、コピック、ガラスペン(インクは青)、クレヨンなど全50種と種類は豊富。なかには美術系の2人が見たこともない画材もありました。
絵を描きながら画材について語るふたり。水に溶ける色鉛筆(水彩色鉛筆)には軸に筆のマークが入っていて水彩(絵具)のように描けることや、「ターナー色彩」の アクリルガッシュには「新世紀エヴァンゲリオン」20周年を記念して作られた「アヤナミブルー」という青色があるなど、何気ない会話から知識の豊富さがうかがえます。
絵の描き方に個性が出る場面も。真田さんは「濃い色を最初に置くと取り返しがつかなくなる」から薄い色から画用紙にのせていき、林さんは「本当は薄い色から置いていきたいけどそれをすると時間がかかる」と暗めの色からでした。一方で、今回は白や黄色など明るい色は使えないので、画用紙の白い部分を残す「引き算」の考え方で月を表現するところは共通していました。
途中、真田さんの「(自分の前世は)雪舟」という謎発言や、青い画材しか使えないのに無意識に黄色を探していたことに気づき苦笑したり、真田さんがパレットに作っていた色を林さんが取ってしまったりといったおちゃめな場面も。
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●ふたりの完成作品をお披露目
ついに、「青い画材だけ」で描いた絵が完成! 林さんが描いた絵は「洞窟の中から見た月」。月の光が反射して洞窟の壁の色が変化している様子や、海の光の反射の綺麗さを表現したといいます。メンバーからは「筆の跡とかで(描かれているものの)材質がわかる」とのコメントがありました。
真田さんは「構図や月のサイズは林くんに似ちゃったけど」と前置きしつつ、「広く見た時の海に浮かぶ月を描きました」と絵を披露。背景に山を描くことで海(と空の間)のラインを強調したところもポイントだといいます。
さて、今回の検証の結果は「青い画材だけでも絵が描ける」。青だけでも輝く月や、光の反射、物の質感や奥行きなどを感じさせる見事な絵画が描けることが証明されたようです!
●質感や音まで表現!?
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動画には「青だけなのに海と洞窟と空が表現できるのすごすぎる」「林さんの質感の書き分け好きすぎる…!真田さんの絵も波の音が聞こえてきそうで素敵だと思いました!!」「同じ時間の同じ月を、ふたりが別の場所から見てるみたいで面白いです」などさまざまな感想が寄せられていました。「画用紙の色を生かした、何にも塗ってない部分の月が発光して見えるのすごい」と「引き算」で表現した月に感心する人も。
また、「ただ描くだけでなく、画材などの知識もはなしながらなので 絵に全く触れてこなかった自分でも楽しく動画を見ることができます」「定期的に真田さんから絵の具や筆盗んでいく林さんに笑っちゃいました笑」など、制作中のやり取りを面白く見ていた人もいました。
「アートゥーン! /Artoone!」のYouTubeとTikTokでは、メンバーやゲストらによる音楽や美術に関連するチャレンジやゲーム、トークが楽しめます。
動画提供:アートゥーン! /Artoone!
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