『姫騎士様のヒモ』テレビアニメ化決定 第28回電撃小説大賞<大賞>受賞作『姫騎士様のヒモ』が、テレビアニメ化されることが決定した。マシュー役を諏訪部順一、アルウィン役を小松未可子が担当する。
【画像】公開された『姫騎士様のヒモ』アニメ化記念イラスト
スタッフは原作:白金透(電撃文庫/KADOKAWA刊)、キャラクター原案:マシマサキ、監督:熊野千尋、シリーズ構成:赤尾でこ、キャラクターデザイン:石井久雄、アニメーション制作はBLADEが担当する。
■あらすじ
灰と混沌の迷宮都市『灰色の隣人(グレイ・ネイバー)』。
数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯りの影には、必ず害虫が潜む。そんな掃き溜めに咲く汚れなき深紅の花が姫騎士・アルウィン。王国再興を志し秘宝を求めるダンジョン攻略の急先鋒――そして彼女に集る元冒険者・マシューは、この街に数いる害虫の一人だ。
仕事もせず喧嘩も弱い腰抜け、もらった小遣いを酒と博打で浪費するクズ、そう人は罵る。
――しかし、彼の本当の姿を知る者はこの街にはいない。
「お前は俺の飼い主(おひめさま)の害になる――だから殺す」
「おい、てめぇ! ただの腰抜けじゃ……ッ!」
「内緒にしてくれよ。俺たちみたいな害虫が何をしているかなんて、彼女は知らなくていいんだ」
――彼は自らの手を汚すことを厭わない。
「マシュー、お前は私にとって大切な命綱だ」
「君が必要とする限り、俺はこの手を離さない。言っただろ。俺は君の『ヒモ』だって」
――全ては姫騎士様のために。
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