小倉大賞典に出走予定のコスモブッドレア(撮影:下野雄規) 持久力がセールスポイントのコスモブッドレア。初めてのコースでも小回りの平坦はベストで初重賞制覇だ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■2/23(日) 小倉大賞典(4歳上・GIII・小倉芝1800m)
前走はクビ差の辛勝でも向正面から早めに動いて、直線でのマッチレースを制したコスモブッドレア(牡4、美浦・小野次郎厩舎)。3走前に好走しているとはいえ、瞬発力が要求される東京コースよりは小回りで持久力を生かした方がいいタイプで小倉コースは初めてでも打って付けの舞台と言える。古馬になってからは初めての重賞となるが、3歳時は京成杯で3着。のちのダービー馬、菊花賞に肉薄した実力馬で能力はむしろ上位だ。鞍上は佐々木大輔騎手。
強敵相手の大阪杯、脚部不安明けのチャンレンジCでは大敗も昨年の小倉大賞典では勝利を挙げ、同じ舞台で行われた中京記念では2着と好走しているエピファニー(牡6、美浦・宮田敬介厩舎)。3カ月ぶりの実戦となるが、先週の追い切りは圧巻で、好仕上がり。良績のある条件で一変を期待。鞍上は杉原誠人騎手。
その他、高齢馬でもここ2戦は重賞で上がり最速をマークしているエアファンディタ(牡8、栗東・池添学厩舎)、同レースを2年続けて好走しているロングラン(セ7、美浦・和田勇介厩舎)、初めての芝でも血統的には問題ないヤマニンウルス(牡5、栗東・斉藤崇史厩舎)、コースは違うが、1800mの重賞で好走しているシルトホルン(牡5、美浦・新開幸一厩舎)らが上位を窺う。発走は15時20分。