お酒を飲んで授業に来ている学生がいたら……? 中央大学による、教職員向けのQ&AがX(Twitter)で話題に。投稿は記事執筆時点で1194万回以上表示され、約15万件もの“いいね”を獲得しています。
●中央大学の教職員向けQ&Aコーナー
投稿者は、中央大学国際情報学部に通うどあぬーぶさんです。
話題を呼んでいるのは、中央大学のWebサイトに掲載されている教職員向けのQ&Aコーナー。「こんな学生を見かけたら」というテーマのもと、さまざまな相談に対して対処法やアドバイスを記しています。
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「人前で話すのが苦手な学生がいたら……」「遅刻や課題未提出が目立つ学生がいたら……」といった相談のなか、今回は「飲酒して授業に来ていると思われる学生がいたら……」という問いに対する回答が注目を集めました。
●大学側の回答が秀逸
具体的な相談内容は「お酒を飲んで授業に来ている学生がいます。赤い顔をしていて、日によっては明らかにお酒の匂いがします。周りの学生への影響も気になりますが、何か問題を抱えているのでしょうか?」というもの。
頭を抱えてしまいそうなこの問いに対し、中央大学は「大学生ですから、サークルや友人と飲みに行って朝まで飲んでいたということもあると思います。また、恋愛などでうまくいかず、ヤケ酒を飲むということもあるでしょう」と、学生の事情に理解を示す言葉で回答をはじめます。
その上で、「明らかにお酒の匂いが強いときには、率直に飲酒について尋ねた方がいい」などと具体的な対処法を記載。明らかに通常の飲酒行動から逸脱する場合は「医療機関に繋いでいく必要がある」とし、「学生相談室には精神科の医師もいますので、状態によっては繋いでください」「アルコール依存症の傾向が強く認められれば、専門の医療機関への紹介なども可能です」と回答しました。
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学生の私生活を尊重しつつ、いざとなったら大学側もサポートするといった心強い回答から、「教育機関として誰も見放さない」という責任感が感じられますね。
●「理解ある」と称賛の声集まる
どあぬーぶさんの投稿によってこの回答が注目を浴び、リプライ欄には「立場がちゃんと“中央”で好き」「理解ある」「めちゃくちゃ良い大学で草」といった声が。また、「道徳の教科書すぎる」「いろいろな対処法アドバイスが豊富ですごい……」とQ&Aコーナー全体を評価する声も寄せられていました。
協力:どあぬーぶさん
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