中国の何立峰副首相(前列中央)と記念撮影する経団連の十倉雅和会長(同左)。同右は日中経済協会の進藤孝生会長=17日、北京の人民大会堂(代表撮影・時事) 【北京時事】日中経済協会の進藤孝生会長(日本製鉄相談役)ら財界首脳は17日、北京市内で中国の何立峰副首相と会談した。進藤氏らは16〜21日の日程で中国を訪問。何氏に対話強化の必要性を訴えた。
訪中団は進藤氏が団長を務め、経団連の十倉雅和会長(住友化学会長)と日本商工会議所の小林健会頭(三菱商事相談役)が最高顧問として加わっている。昨年1月の前回訪中時は李強首相と会談。日中経協によると、今回も李氏との面会を目指していたという。
会談の冒頭、十倉氏は「両国の政府間、企業間で対話を深めていくことが重要になっている」と強調。何氏は、対中関税を引き上げたトランプ米政権を念頭に「世界的に保守主義、単独主義が台頭している」と指摘した。