梅原大吾、昔はゲーセン界で対立あった 『ストリートファイター』シリーズなど、格闘ゲームの国内外の大会を制覇してきた梅原大吾のインタビュー記事が、本日発売の『週刊少年マガジン』12号に掲載された。アニメ『シャンフロ』が格闘ゲーム『GH:C』編に突入する事を記念して、格闘ゲーム界の「生ける伝説」である梅原にインタビューを実施し、『シャンフロ』の魅力や格闘ゲームの面白さについて熱く語っている。
【画像】梅原が絶賛!公開された『シャンフロ』イラスト
■貴重なインタビューの一部公開
――『シャングリラ・フロンティア』(以下、『シャンフロ』)はゲームを舞台にした作品です。プロゲーマーである梅原さんは、どんなところに面白さを感じましたか?
梅原大吾(以下、梅):ゲームならではの爽快感や不満、そして理不尽のどれも味わえたのがリアルで良かったです!プレイするゲームによってプレイヤーのスキンが変わる点も楽しくて、普通の漫画ならキャラクターの見た目が変わると誰が誰だか分からなくなりがちですが、『シャンフロ』はそんな事がなかったです。キャラクターらしさがそれぞれのセリフに表れていて、見分けがつきやすいのがその理由なんだと思いました。もう一つ、『シャンフロ』を読んで個人的に嬉しかった事があって、それは「懐かしさ」を感じられた事です。
――どんなところが懐かしかったのでしょうか?
梅:『シャンフロ』はゲームが進化した未来の話ですが、そんな世界でも、「ゲームは情報戦だ」と描かれていた事です。現代のゲームは、インターネット上の攻略サイトなどで欲しい情報をすぐ調べられます。でもかつて、ゲームセンターが主戦場だった時代では、攻略に関わる重要な情報は他のゲーマーに伝わらないように秘密にされていました。例えば、ある駅の東口と西口のゲーセン同士で対立があると、「反対口のゲーセンの奴らにこの情報を教えるな!」という話が繰り広げられていたんです。
■梅原大吾プロフィール
1981年生まれ。青森県出身。国内ではウメハラ、海外では”The Beast”のニックネームで親しまれる日本初のプロゲーマー。弱冠15歳で日本を制し、17歳で世界チャンピオンのタイトルを獲得。以来、格闘ゲーム界のカリスマとして世界の最前線で戦い続ける。プロゲーマーの職業を確立して、社会的な認知を広めたパイオニア的存在。