阪急杯に出走予定のフォーチュンタイム(c)netkeiba 高松宮記念の前哨戦。16年のミッキーアイルや21年のレシステンシアのように、ここまでにGIタイトルを持っている馬がここを勝てば、続く高松宮記念でも好走している。逆に勢いでここを勝っても次が続かないというケースが多く、ここに全力投球してくる馬を重視したい。
1.距離延長は苦戦
過去10回で、前走も1400mだった馬は[4-5-3-33]で複勝率26.7%、前走からの距離短縮だった馬は[4-3-3-44]で複勝率18.5%。それに対し、前走から距離延長で臨んだ馬は[2-2-4-57]で複勝率12.3%。前走の条件は1400m以上が好ましい。
2.条件戦からでも連勝で臨んできた馬には注意
過去10年間で前走が3勝クラスだった馬が2頭勝利。一昨年のアグリは1勝クラスから3連勝でここへ臨み、20年の勝ち馬ベストアクターは2勝クラスから2連勝でここへ臨んで勝った。条件戦からでも連勝で臨んでくる馬には注意したい。
3.前走5番人気以内が買い
前走の人気順を見てみると、1-5番人気の馬が[7-7-7-46]で複勝率31.3%、単勝・複勝共に回収率は100%を超えている。対して前走が6番人気以下の馬は[2-3-3-88]で複勝率8.3%と振るわない。なお、前走1番人気は[2-3-1-7]で勝率15.4%、複勝率も46.2%と高くなっている。
フォーチュンタイムはこれまで5戦4勝、2着1回の好成績。前走は1400mの3勝クラスを1番人気で勝利。まだまだ底を見せておらず、ここに入っても素質で見劣りすることはなく、メンバー的にも十分押し切れて良いだろう。