ミライヘノツバサのシンガリ人気Vから5年 活躍し続ける青森県産馬を紹介
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2025年02月19日 08:30 netkeiba
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20年のダイヤモンドSを制したミライヘノツバサ(撮影:下野雄規) 今から5年前、20年のダイヤモンドSは16頭立ての16番人気、単勝325.5倍の超伏兵ミライヘノツバサが制した。実はこれが青森産馬の最後のJRA重賞制覇となっている。そこでこの機会に著名な青森産馬を紹介したい。
代表格はグリーングラスだ。トウショウボーイ、テンポイントとTTGを形成。76年の菊花賞では12番人気の低評価だったが、内からスルスルと抜け出してテンポイント&トウショウボーイを撃破。このレースを機に、ファンの認識が2強から3強に変わることとなった。ライバル2頭が引退した後も現役を続け、78年には天皇賞(春)、79年には有馬記念を制覇。種牡馬としても一定の成績を残した。
そして直近のJRA・GI勝ち馬となるのはタムロチェリーだ。01年に小倉2歳Sで重賞初制覇。続くファンタジーSは10着に大敗したが、ペリエ騎手と新コンビを結成した阪神JFでガラリ一変。鮮やかな差し切りを決めて、2歳女王の座に就いた。また、近年はキョウエイギアやサルサディオーネが地方交流重賞で活躍し、存在感を発揮している。
現役ではハヤテノフクノスケ(牡4、栗東・中村直也厩舎)がエース格だ。昨年の菊花賞では8着に敗れたものの、続く鶴舞特別を快勝しており、3勝クラスも早い時期に突破できそうだ。また、リサリサ(牝5、美浦・田村康仁厩舎)も3勝クラスで2着3回の実力馬。オープン昇級まであと一歩に迫っている。近い将来、この2頭が青森産馬として久々の重賞制覇を果たすことを期待したい。
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