スロット監督から賛辞が送られている遠藤航 [写真]=Getty Images リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、日本代表MF遠藤航を絶賛した。18日、クラブ公式サイトが伝えている。
現在32歳の遠藤は、湘南ベルマーレや浦和レッズ、シント・トロイデン、シュトゥットガルトを経て、2023年8月にリヴァプールに加入し、昨季は公式戦43試合に出場するなど、主力として活躍した。しかし、昨季終了後にユルゲン・クロップ前監督が退任し、スロット監督が就任して迎えた今季は出場機会が減少。先発出場はリーグ戦ではなく、カップ戦やチャンピオンズリーグ(CL)での6試合のみとなっているが、クローザー的な役割やセンターバック(CB)でも起用されるなど、ここまで公式戦21試合に出場している。
そんな遠藤は16日に行われたプレミアリーグ第25節のウルヴァーハンプトン戦で1点リードしていた後半途中から出場を果たすと、体を張った粘り強い守備対応を見せ、2−1での勝利に貢献。この活躍から出場時間は短かったものの、ファン投票によるこの試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出されたほか、現地メディアからも高評価されていることが話題となっている。
このことから、19日に行われるプレミアリーグ第29節分のアストン・ヴィラ戦の前日会見に出席したスロット監督は改めて遠藤の重要性について聞かれると、「今シーズン、ワタ(遠藤)は私たちにとって本当に役に立っていると思う」と語りながら、同選手を高く評価していることを強調した。
「何分間プレーしているかというのが常に問題というわけではない。2分間のプレーでとても重要になることもあれば、90分間のプレーでそれほど重要ではないこともある。私の意見でワタが特別なことは、5分、10分、20分、25分でも、私たちが彼に頼らなければならない時はいつでも彼は際立っているということだ」
「これは実際よりはるかに簡単なことのように聞こえる。なぜなら、あまりプレー時間のないとある選手がチームが必要な時に最高のパフォーマンスを発揮するということは、精神的に強くある必要があり、それは必ずしも簡単なことではないからだ」
「それにプレー時間があまりない選手はプレー時間が少ないとリズムやクオリティを維持するのが難しいと感じることがほとんどだからだ。唯一、守備は常に創造するよりも簡単だ。だから、長い間プレーしていない選手が何かを創造しなければならない場合、それは守備よりも常に難しいことなんだ。ただ、彼はこれまで私たちにとって重要な存在であり、今後数週間も私たちにとって重要な存在であり続けるだろう」
【動画】途中出場から勝利に貢献した遠藤航のプレー集
Wata performance 👏🇯🇵 #LIVWOL pic.twitter.com/ccPHZrXaCt— Liverpool FC (@LFC) February 18, 2025