オサスナ戦で退場になったベリンガム [写真]=Getty Images レアル・マドリードに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムに2試合出場停止処分が科されたようだ。19日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが一斉に報じている。
ベリンガムは現地時間15日に行われたラ・リーガ第24節オサスナ戦に先発出場。1点リードで迎えた39分、プレーとは直接関係ないところでムヌエラ・モンテーロ主審にレッドカードを提示されて一発退場に。数的不利となったレアル・マドリードは58分にPKから同点弾を許し、試合は1−1のドローに終わった。
『マルカ』などの現地紙が報じたところによると、ベリンガムは試合中に英語のスラングで怒りや不満を表す言葉として使用されることが多い「ファック・オフ」と発言した模様。これをモンテーロ主審が相手を侮辱する際に使われる「ファック・ユー」と聞き間違えた可能性が指摘されているが、いずれにしてもベリンガムの発言に対してレッドカードが提示されたことが明らかになっている。
最大で12試合出場停止となる可能性も報じられていたベリンガムだが、スペインサッカー連盟(RFEF)の懲戒委員会は2試合の出場停止処分を科すことを決定したようだ。報道によると、ベリンガムの当該の発言はモンテーロ主審に対する「無礼」と認定された一方で、より重い処分の対象となる「侮辱」には当たらないと判断されたとのこと。これにより、ベリンガムはジローナおよびベティスと対戦するラ・リーガの今後2試合を欠場することとなる。
なお、ベリンガムの具体的な発言内容については、主審の報告書に記載された「ファック・ユー」とは別のフレーズを発したという明確な証拠が確認できなかった模様。そのため、主張されている様々な事実上の状況を考慮した上で、規定されている最低限の制裁が科されることになったようだ。一方で、レアル・マドリードはこの決定を不服としており、ベリンガムに科された処分を取り消すべく控訴する見込みと報じられている。
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