ドルトムントとスポルティングのセカンドレグは0−0 [写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ・セカンドレグが19日に行われ、ドルトムントとスポルティングが対戦した。
リーグフェーズで3勝2分3敗を記録し、勝ち点「11」の23位でプレーオフに進んだスポルティング。迎えたホームでのファーストレグはドルトムントに0−3の完敗を喫しており、大きなビハインドを背負った状況でアウェイでのセカンドレグへ臨む。負傷離脱中の日本代表MF守田英正はこの試合でもメンバー外に。絶対的なエースであるスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュもベンチ外となるなか、奇跡の逆転突破を目指す。
試合は立ち上がりからドルトムントが主導権を握るものの、スポルティングも粘り強い守備を見せながら対応。こう着状態が続くゲームは、27分にホームチームが最初の決定機を作り出す。自陣左サイドでニコ・シュロッターベックがボールを奪い、パスを受けたパスカル・グロスが右サイドに大きく展開。抜け出したカリム・アデイェミがボックス手前のマルセル・ザビッツァーに繋ぐと、思い切り良く右足を振り抜く。しかし、強烈なシュートはGKのビッグセーブに防がれてしまった。
以降もドルトムントが複数のチャンスを作るが、スポルティングのGKルイ・シルヴァが好セーブを連発。53分にはドルトムントがポゼッションで相手を押し込み、エムレ・ジャンが右サイド深くで待つユリアン・ブラントへパスを散らす。マイナスに折り返したボールをアデイェミがスルー。ダニエル・スヴェンソンがペナルティエリア外からダイレクトで狙ったものの、GKルイ・シルヴァが右手一本で弾き出した。
そんななか、ドルトムントが56分にビッグチャンスを獲得。ボックス内に抜け出したアデイェミがGKルイ・シルヴァと交錯し、主審はPKを宣告する。キッカーを務めるのはセール・ギラシ。枠の左下へとシュートを放つが、GKルイ・シルヴァに読み切られてボールはキャッチされてしまう。攻勢を強めるドルトムントは、69分にザビッツァーが相手陣内中央でインターセプト。グロスを経由してマクシミリアン・バイアーへとボールがわたり、ボックス内にスルーパスを出す。だが、ジョヴァンニ・レイナのシュートは右ポストに直撃。大きな得点機を仕留めきれない。
さらに73分、ユリアン・リエルソンのフリーキックからエムレ・ジャンが頭でネットを揺らすが、判定はオフサイドで得点は認められず。結局、そのまま試合は0−0で終了。2戦合計3−0でドルトムントが勝ち抜きを決めた。ラウンド16・ファーストレグは来月4日か5日のいずれかに行われる。
【スコア】
ドルトムント 0−0(2戦合計:3−0) スポルティング
【得点者】
なし
【動画】ドルトムントvsスポルティングのハイライト