JRA重賞馬の史上最高額更新へ 2.6億円シルバーステート産駒がダイヤモンドSに参戦
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2025年02月20日 19:15 netkeiba
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重賞初制覇を目指すショウナンバシット(撮影:山中博喜) 昨夏の北海道でオープンを連勝したショウナンバシット(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)が、ダイヤモンドステークス(4歳上・GIII・芝3400m)で重賞初制覇を狙う。
ショウナンバシットは父シルバーステート、母ギエム、母の父Medaglia d'Oroの血統。母は未勝利だが、祖母のオーサムフェザーは10年の米G1・BCジュヴェナイルフィリーズ、11年の米G1・ガゼルSを制している。そして叔父のスーパーフェザーは21年の小倉記念の3着馬。21年のセレクトセール1歳では2億6000万円(税抜)の高値となった。
ここまで18戦5勝。3歳時に若葉Sを制したが、クラシックでは皐月賞が5着、日本ダービーが16着、菊花賞が11着。これでリズムを崩したのか、その後も苦戦が続いた。ようやく復活したのは昨夏の札幌で、札幌日経オープン、タイランドCと芝2600mのオープンを連勝。前走のアルゼンチン共和国杯で14着に大敗したが、序盤から折り合いを欠いたので参考外。リズム良く走れれば、重賞でも十分にやれる力があるはずだ。
国内のセールで取り引きされた馬に限ると、過去最高額の重賞勝ち馬は14年のきさらぎ賞とチャレンジCを制したトーセンスターダム、19年きさらぎ賞を制したダノンチェイサー、昨年の中日新聞杯を制したデシエルトの3頭で2億5000万円(税抜)。ここでショウナンバシットが勝って首位浮上となるか。そういった意味でも要注目の一戦だ。
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