「じゃこ天」が生んだ絆=秋田、愛媛〔地域〕

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2025年02月21日 12:01  時事通信社

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時事通信社

 愛媛県宇和島市であったフードマルシェ「宇和島市産業まつり」に、秋田県の名物「きりたんぽ鍋」の出店が並んだ。佐竹敬久秋田知事の「じゃこ天」を巡る失言がきっかけで、東北から1300キロ離れた四国での出店が実現。来場者は普段は口にしない東北料理に舌鼓を打った。

 出店したのは秋田県大館市の比内地鶏専門店「秋田比内や」。佐竹知事は2023年10月、全国知事会議で訪れた四国の食事に「ステーキかと思ったら、じゃこ天。貧乏くさい」などと発言し、釈明に追われた。注目を浴びた愛媛のじゃこ天業者は好機と捉え秋田と交流を深めてきた。

 じゃこ天業者の安岡蒲鉾店(宇和島市)が、秋田比内やに産業まつりへの出店を打診し、2社のブースが並んだ。両社の社員が「秋田知事の発言がきっかけなんです」と呼び込み、行列ができる時間帯も。秋田比内やの武藤幸美代表によると、秋田県の店舗でメニューにじゃこ天を追加したといい、「大館でもじゃこ天ファンが増えてます」。 

このニュースに関するつぶやき

  • 佐竹の殿様の失言が両県民が大人だったお陰でお互いにウインウインに繋がって良かった。秋田比内や大館本店で食った比内地鶏の親子丼が忘れられない。
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