写真 美容ライターの遠藤幸子です。プチプラながら優秀なアイテムが揃うと大人気のキャンメイクから2025年2月下旬に待望のクッションファンデ「フィットグロウクッション」1,500円(税込1,650円)が登場しました。
大人の毛穴や肝斑、黒クマ、シミなどをどこまでカバーしてくれるのか、使用感や仕上がりについても気になるところ。48歳の筆者が詳しくレビューします。
◆「フィットグロウクッション」って、どんな製品?
「フィットグロウクッション」は溢れるようなツヤ感とうるみ、透明感のある仕上がりになるクッションファンデーション。
薄膜で、軽い付け心地。なじませやすく、シワやほうれい線にたまりにくいので忙しい朝でも手早く塗れるのが嬉しいです。毛穴や凹凸、色ムラ、くすみ、赤み、クマ、シミ、ニキビ跡をナチュラルにカバーしつつ、ヨレにくく、水や汗、皮脂に強い処方。
そのためモチがよく、時間が経っても色がくすみにくいので、塗りたての美しい仕上がりが続きます。
さらに、11種類の美容保湿成分が配合されているので、乾燥対策もバッチリ。紫外線防止効果はSPF50+/PA+++で、季節を問わず使いやすい製品です。明るいベージュの「01:ライト」と自然なベージュの「02:ナチュラル」の2色展開です。
◆48歳のリアルな肌悩みをどこまでカバーできるのか
筆者の肌悩みは、Cゾーンにうっすらある肝斑、頬のシミ、鼻の横辺りの毛穴、ニキビ跡、目の下の頑固な黒クマ。そんなリアルな肌悩みをどこまでカバーできるのか試してみました。
最も感動したのは、毛穴カバー効果。ポツポツと存在する小さな丸い毛穴も涙型のたるみ毛穴もさりげなくカモフラージュしてくれました。
また、くすみや軽い色ムラ、キメ乱れも同様にカモフラージュしてくれ、肝斑もコンシーラーが必要とはいえ、薄いものはかなり目立たなくなった印象でした。
頑固な黒クマやシミ、ニキビ跡も完全にはカバーできないもののコンシーラーを使えばほとんど目立たなくなるほどのカバー力。想像以上のカバー力でした。
◆モチや仕上がりは?
カバー力が高いと厚塗り感が出る傾向にあり、40代が使うと老けて見えることも。けれど、こちらの製品は塗り重ね過ぎない限り厚塗り感は出にくく、美しいツヤ感との相乗効果で美肌効果も高いと感じました。
また、乾燥が気になるときに塗るとムラになりやすいものもありますが、ジュワッとパフに出てきてみずみずしく伸び広がるのでムラになりにくいと感じました。
また、シワの部分がひび割れる、毛穴落ちするといったことも筆者の場合はありませんでした。
乾燥肌の筆者が化粧下地、こちらの製品、コンシーラー、フェイスパウダーといういつもの手順で使用しても終日化粧崩れはそれほど気になりませんでした。コスパの非常に高い製品だと言えます。
◆おすすめの使い方とリクエストしたいポイントは?
先ほど紹介したとおり、01が白っぽく明るいベージュ、02が黄みを強く感じる標準色に近いベージュなのですが、一見この2色では色選びが少し難しいかもしれないと感じました。
筆者は実際にどちらも使ってみて、顔には01が合うものの、首の色になじませるには02がよいと感じました。
そこで、01をフェイスライン以外に使用し、02をフェイスラインに使う方法で試してみました。すると、首と自然になじむような仕上がりになりました。自然なシェーディング効果で小顔効果も期待できそうです。
◆クマを隠しつつさりげなく立体感をプラス
ただ、01を使うと目の下の頑固な黒クマがいつもより目立つように感じられたので、次に薄く01をフェイスライン以外に塗ってから02で全体を仕上げてみました。
すると、さりげなく立体感が出た上、頑固な黒クマや肝斑が01だけで仕上げたときよりもカモフラージュできているように感じられました。
とはいえ、薄膜仕上がりで筆者はパフに3分の1程度ファンデを取り、それで全顔仕上げます。そのため色の主張がそれほど強く出ることもないせいで、01で仕上げても02で仕上げても不思議と、色の差を大きく感じることはありませんでした。
けれど、選択肢が広いほうが自分にぴったりの色を探しやすいので、今後色展開が増えていくことを期待したいです。
<写真・文/遠藤幸子>
【遠藤幸子】
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en