▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆気になる馬
2025年最初のGI開幕ですね。
2月に入ってからの予想が、いや2月に入ってからも予想がサッパリ。
先週もヨーホーレイクの体が素晴らしく映り、絶賛していたのに、コースや追いきりの動きを考えプラダリアを本命に…。
また共同通信杯も…これ以上書くと得意のタラレバ論に。そろそろスカッとしたいです。
また敗れたチェルヴィニアに関しては、当日の馬体が、数字以上の太目感とユルサ。
スローも重なり道中少しリキムところもありましたが、それ以上に個人的には、もう少しスッキリと見せる体の方がいいのかな? と思えました。
一方の東京で行われた共同通信杯ですが、軸にしたレッドキングリーがブービーという結果に…。
追いきりや過去のレース振りから外枠が嫌な予感はしていましたが、道中力んだとは言え止まりすぎの内容には残念というか、若い馬たちの難しさを感じました。同じようにネブラディスクもキャリアの浅さ&難しさを再認識。当日の馬場を考慮しても、経験値&枠を重要視する1戦だったように思えます。
さぁフェブラリーSですが、人気を集めそうなのは5歳の2頭・エンペラーワケアとコスタノヴァでしょう。
エンペラーワケアは休み明けとなりますが、立ち写真を見ても前軸でしっかりと大地を捉え、出走馬の中でも1番好きな姿。ただ折り合い面など、決して乗りやすい馬にも思えず、そこがどうなるのかな? という点も。
またコスタノヴァに関しては、さらに1ハロンの延長となりますがレース振りから問題ないように思えますし、前走が良い意味で休み明けを感じさせる作りだったようにも映ったので、当日、ひと叩きされた効果を感じる馬体であるのか? はたまた間隔を詰めて使うのが初めてなので逆とでるか? がポイントな気がします。
また3頭出しとなる音無厩舎はGIラストラン。
サンライズジパングに関しては、前走同厩舎馬のサンデーファンデーの2着とはなりましたが、これまでとは違うレース振りでの走りに収穫というか、成長を感じるものでした。
もちろん本質的に中長距離向きではありますが、サンデーファンデーも自分の形となれるか? が条件ではありますが、馬体面など今、充実期に映り、アナドレナイ気がします。
あとはミッキーファイト。今回、中距離からのマイルとなりますが、スタート&二の脚はあるタイプ。2000mよりも前半部分での追走が自然に運べそうな気もして、半身半疑ではありますが、心配よりも期待がもてそうな気もしています。
あとは枠が出ての並びですが、本質的には4歳馬の2頭に魅了されます。
それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。
(文=細江純子)