東京海上日動火災保険の看板 東京海上ホールディングス傘下の東京海上日動火災保険と東京海上日動あんしん生命保険は21日、三菱UFJ銀行への出向社員が同行の顧客情報を東京海上側に漏らしていたと発表した。流出したのは住宅ローン契約者約3万8000人分の顧客識別番号や、法人31社と同行の取引情報など。保険契約の実態把握などに活用していた。
三菱UFJからの情報流出は昨年10月下旬に発覚。個人を特定できる情報は含まれておらず、同行には今年1月下旬に報告した。
東京海上グループでは既に、保険代理店や地方銀行への出向社員による情報漏えいが判明している。両社は「お客さまや関係者に深くおわびする」と陳謝。「再発防止策の徹底に取り組み、信頼回復に努める」とコメントした。