<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇21日◇ソウル◇女子ショートプログラム(SP)
【ソウル=藤塚大輔】20年大会以来5年ぶり3度目の出場となる女子の樋口新葉選手(24=ノエビア)は65・10点でSPを終えた。
冒頭のダブルアクセル(2回転半)は決めたが、続く3回転ルッツで着氷が乱れ、連続技にできなかった。「回転不足を取られちゃうかもしれないなという不安があったので、ダブルにするかトリプルにするか迷いながら滑ってたんですけど。でもせっかくだしちょっとやってみようと思った」と後半の連続ジャンプはフリップからトーループで3回転をつけきった。切れ味鋭いステップシークエンスでも会場を沸かせたが、演技後には少し顔をしかめた。
国際スケート連盟主催の選手権大会。「やっぱり練習とは全く違うな」と感じていたという。「メンタル面も含めて今日の演技だったかなと思う」と緊張を感じながらの演技となった。
19日の公式練習後には、「シーズン後半で、結構全体的に疲れが出てる中でも、中身としてはいいものが仕上がってきている感じがする」と手応えを示していた。大会は17年が9位、20年が4位。「自分的には4大陸は結構苦戦しているイメージがある」という。ただ、分析はできていた。「たぶん時期的な問題かなって思います。全日本(選手権)が終わって1回抜けるので、それがちょっと自分の中で調整できてなかったのかな」と振り返る。
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三度目の正直へ。SPではミスは出たが、「そんなに悪いミスじゃなかったので、あんまりそこは気にせずに」。フリーは22日に行われる。「世界選手権に向けての自信をつけられたらいいなと思って臨んでいる試合なので。練習してきたことそのまま大きい大会で出せる自信をつけたい」と来月に控える大一番を見据えた。
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