2得点で大勝に貢献した堂安律 [写真]=Getty Images フライブルクに所属する堂安律が、2ゴールの活躍でチームを5−0の快勝に導いた。
フライブルクは21日のブンデスリーガ第23節でブレーメンと対戦し、堂安は右サイドハーフで先発フル出場した。15分にキリアン・シルディリアが豪快なオーバーヘッドシュートでフライブルクに先制点をもたらすと、33分にはヴィンチェンツォ・グリフォの直接フリーキックがさく裂。39分にGKノア・アトゥボルがPKを止めて2点リードで折り返したフライブルクは、57分にはグリフォの得点でさらにリードを広げる。
そして76分、堂安がペナルティエリアの手前から鋭いミドルシュートをゴール右下に突き刺して、チームの4点目を記録する。さらに後半アディショナルタイム2分には、堂安が左からのクロスに合わせて“ドッペルパック”(1試合2得点)を達成。5−0で勝利したフライブルクは、暫定でチャンピオンズリーグ出場圏内の4位に浮上した。
堂安は今季リーグ戦8得点目に到達。同選手の1試合複数得点は、ガンバ大阪U−23時代の2016年4月(J3リーグ第6節大分トリニータ戦)、PSV時代の2021年12月(KNVBベーカー2回戦フォルトゥナ・シッタート戦)以来、クラブキャリア通算3度目となった。
ブンデスリーガの公式サイトは、試合の「プレイヤー・オブ・ザ・マッチ」に堂安を選出。「印象的なチームプレーの中で、堂安のパフォーマンスは際立っていた。この日本人MFは、フライブルクの圧勝を後半に2つのゴールで締めくくった。最初のゴールは巧みな走りとフィニッシュから生まれ、後半追加タイムの2点目はゴール前での落ち着きを見せた。堂安の貢献はゴールだけにとどまらず、その動きと創造性でブレーメンのディフェンスを常に脅かしていた」と、チームの攻撃をけん引する26歳に賛辞を送った。
4連勝と好調を維持するフライブルクは次節、3月2日に敵地でアウクスブルクと対戦する。
【ハイライト】堂安律が“ドッペルパック”! フライブルク 5−0 ブレーメン