80代のおばあちゃんが作る“家庭料理”がすごい! “マネしたいコツ”の連続に「この小さなひと手間が……」

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2025年02月22日 11:03  ねとらぼ

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80代のおばあちゃんが作る“冬の家庭料理”

 毎日元気に楽しく暮らす80代のおばあちゃんが手間暇かけて作る“冬の家庭料理”が、YouTubeで「美味しそう」「作ってみたい」と話題です。動画は、記事執筆時点で7万6000回以上再生されています。


【画像】完成した料理


 動画を投稿したのは、1人暮らしのおばあちゃんの日々の料理や掃除術などを発信するYouTubeチャンネル「80代元気ばあちゃんの日常」。撮影・編集はお孫さんが担当しており、以前には1週間分の晩ご飯の作り置きレシピが注目を集めました。


 今回は、寒い時期にぴったりな「ぜんざい」と、箸休めとして添える「ゆず大根」を作っています。小豆は大納言を使用し、「昔は結構こういう小豆も、ちょっと小石が入ったりとかしてましたので」と振り返りながら、念のため不良な小豆の確認をしてから軽く水で洗いました。


 小豆は、たっぷりの水が入る大きめの鍋で煮ますが、最初の1回はゆでこぼして渋抜きをしています。ゆでている際に浮いてきた小豆は取りました。一度洗った鍋に再び適量の水をはって中火で沸騰させたら、できるだけ弱火にして45分〜1時間ほどかけて小豆が柔らかくなるまで煮ていきます。途中で出たアクはすくい取りました。


 煮具合の確認は、小豆を指でつぶしてみるのが一番確実とのこと。まだ芯があったら追加で10分ほど煮て再びチェック。良い煮具合になったら、ふっくら仕上げるためにフタをして火を止めて30分待ち、そのあとに砂糖と塩を入れて甘みをつけます。


 砂糖の量はおばあちゃんの好みで、小豆250グラムに対して180グラムぐらい。いったん火を弱火でつけて、汁の量を調整したら砂糖を入れますが、「一気にお砂糖を入れますと小豆の表面がきゅっと締まって甘味が入りませんので」ということで、3回くらいに分けていれています。間隔は1〜2分。最後に小さじ4分の1くらい塩を入れたら、弱火で5分火にかけて完成です。


 ゆず大根は、小豆を煮ている合間に作っています。大根は洗ってからピーラーで皮を気持ち厚めに剥いたら、拍子木切りで角柱形にカット。浅漬け器に入れて塩をまぶし、重石をのせて30分ほど置きます。


 フタを開けて漬かっているのを確認したら、軽く水洗いして塩を落としました。水を切ったあとにさらに絞り袋(※蒸しふきんを袋状に縫い合わせて作ったもの)に入れてぎゅっと絞り、水分を取っています。


 通常はここで砂糖、塩、酢を配合して作った合わせ酢を使いますが、最近は便利なミツカンの「カンタン酢」を使っているそうです。1回かけて酢洗いしたら、再び袋に入れて絞っています。


 そして、今回はゆずが店になかったため、以前に作って冷凍しておいた自家製「ゆずジャム」(※甘みはハチミツのみ)を使用。カンタン酢と一緒に溶き、輪切りにした唐辛子、昆布とともに大根にかけて漬け込みます。これを冷蔵庫で半日ほど寝かせたら完成です。


 ぜんざいの餅は、電子レンジで加熱したものを入れました。お孫さんと一緒に食べた感想は「ちょうどいい甘さ」で満足の出来。ゆず大根も、しっかりゆずの味がついていておいしいとコメントしました。見た目もとってもおいしそうで、作る工程を見たあとだと、より魅力的に感じられます。


 ここで、おばあちゃんは「昔はお餅は年1回、お正月に食べられる貴重な食べ物で、ぜんざいなどはめったに食べられない最高級のおやつでしたね」と話しました。時代の変化に思いをはせながら、おばあちゃんのレシピを参考に作ってみるのもいいかもしれません。


 おばあちゃんのおいしそうな冬の家庭料理に、コメント欄では「食べてみたいです!!」「見入ってしまいました」「酢で洗うとか、この小さなひと手間が味の差なのですね」「勉強になることばかりです!」「真似して作ってみます」「いつも、おばあちゃんの丁寧な暮らしを参考にさせていただいてます」といった声が寄せられています。


 おばあちゃんの日常は、YouTubeチャンネル「80代元気ばあちゃんの日常」のほか、Xでも発信中です。


動画提供:YouTubeチャンネル「80代元気ばあちゃんの日常」



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