「時々チームとしての向上が感じられない」マンU指揮官…「私より良い仕事をしている」モイーズ監督と対戦へ

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2025年02月22日 13:07  サッカーキング

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ユナイテッドのアモリム監督(左)、エヴァートンのモイーズ監督 [写真]=Getty Images
 マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、22日に行われるプレミアリーグ第26節エヴァートン戦の前日会見に臨んだ。21日にイギリスメディア『BBC』が伝えた。

 昨年11月にアモリム体制が発足して以降、リーグ戦14試合でわずか4勝(2分8敗)と低迷するマンチェスター・ユナイテッド。対するエヴァートンは、今年1月にモイーズ監督が11年半ぶりとなる復帰を果たして以降、リーグ戦では4勝1分1敗と好調を維持している。

 アモリム監督は対照的なチーム状況について、「単純に、デイヴィッド・モイーズ氏が私よりも良い仕事をしているということだ」と反応。「まずは1勝のように小さなことから始まり、2試合勝つことで確信につながる。(マンチェスター・ユナイテッドとの)プレッシャーは同じではないが、エヴァートンの選手やコーチ陣には賛辞を送らなければならない」と、対戦相手へのリスペクトを示した。

「彼らのプレーぶりを見ていると、勝利を信じて試合に勝ち、本当に競争力がある。だから、(それまで3勝8分け8敗だった)チームを立て直したデイヴィッド・モイーズ氏による仕事は素晴らしい。彼らの試合を見ていると、自信と信念を感じる。本当に難しい試合になるだろう」

 一方、自分たちのチームの現状については、「私は時々、チームとしての向上が感じられないように感じている。だが、試合によっては自分たちがプレーして状況を作り出せると思えることもあり、それはいいことだ」とアモリム監督はコメント。「今、試合を見ていると、解決策よりも問題点の方が多く見える。それは明らかだ。何試合かしていると、課題が見えてくる。我々には能力があるが、一貫性を持たなければならない」と言葉を続け、パフォーマンスに安定感が欠けていることを認めた。

 マンチェスター・ユナイテッドは2013年夏、27年間にわたってチームを率いたアレックス・ファーガソン元監督が勇退。しかし、“赤い悪魔”はそこから転落の一途を辿り、後任に就任したモイーズ氏はわずか8カ月で解任された。

 アモリム監督は、自身が直近11年半で10人目の監督(暫定監督を含む)であることについて、「難しい仕事であることを証明している」と語り、「歴史を理解しなければならない。サー・アレックス・ファーガソンという替えのきかない人物がいたことが、この仕事を難しいものにしている。すべてが一人の人物とつながっていた。モイーズ監督は素晴らしい仕事をしているし、対戦して勝つのが難しい監督だ」と再度強調した。

 エヴァートンvsマンチェスター・ユナイテッドは、日本時間22日の21時30分からキックオフを予定している。


【クラシックハイライト】2点差から“赤い悪魔”が大逆転 エヴァートンvsマンチェスター・ユナイテッド(2007年4月)


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