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<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇22日◇韓国・ソウル◇男子フリー
【ソウル22日=藤塚大輔】日本男子が16年大会以来、9年ぶりに表彰台を逃した。友野一希(26=第一住建グループ)はショートプログラム(SP)から1つ順位を落とし、合計242・08点で4位。世界選手権(3月24〜30日、米ボストン)代表の壷井達也(22=シスメックス)は5位、三浦佳生(19=オリエンタルバイオ/明大)は6位だった。日本男子がメダルを逃すのは、26度の開催で6度目と珍しいケースとなった。26年ミラノ・コルティナ五輪の出場枠がかかる同選手権では奮起が待たれる。
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友野は終始前向きに演技を振り返ったが、日本勢が表彰台を逃した話題では顔をしかめた。「日本は強いけれど、まだ不安定な面がある」。ジャンプは2本目の4回転トーループ、4本目の3回転ループがともに2回転となり、2・93点差でメダルを逃した。壷井は冒頭から3本のジャンプで減点となり、三浦は左太もも痛の影響で得点が伸びず。日本男子は4大会連続で2人が表彰台入りしていたが、今大会は0となった。
今季は低調が続く。昨年5月に五輪2大会連続メダルの宇野昌磨が引退した中、同12月の全日本選手権は22年北京五輪銀メダルの鍵山優真が初優勝。だが2位はジュニアの中田で、シニア勢は苦戦。最大3の五輪出場枠を獲得するには、3月の世界選手権で上位2人の順位の合計が「13」以内となる必要がある。鍵山、佐藤駿とともに同選手権に初出場する壷井は「とにかく練習と準備に尽きる」。五輪は4大会連続で最大の3人が出場中。その流れを止めるわけにはいかない。
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