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前回からの続き。俺(ユウジ)は38歳。遠方の実家には父(73歳)と母(71歳)が2人で暮らしています。姉(サワコ)が実家のそばに住んでいて、何かと両親を手伝ってくれているようです。俺は地元を離れて妻と幼い子どもたちと暮らしていて、息子のキョウスケには生まれつき障がいがあります。俺たち夫婦は現在、キョウスケが暮らしやすい環境を整えるため、バリアフリーなどにこだわったマイホームを計画中なのですが……。
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家の設計や内装にこだわると、どうしても予算は上がってしまいます。実家の母にはそんな話を電話でしていました。しかし俺が建てる家の金額を聞いて、姉は驚いたようで……。イラ立った様子で俺を責めてきました。
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俺は姉の言葉に感じる違和感の正体に気付きました。姉の話は「お金」のことばかり……。だから思わず怒鳴ったのです。父に電話して確認すると、やはり姉がひとりで焦って先走っていただけだったことがわかりました。
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俺だって両親の老後について、決して姉に丸投げしたいわけではありません。けれど家族に事情を抱えていて日々を過ごすのが精いっぱい。まだ両親も元気で金銭的な心配はいらないと言っているのに「その話をするのは今じゃない」と思うのです。父からは逆に励まされてしまいました。申し訳ないけど、俺の今の最優先は子ども……そう決めたことで、だいぶ心が軽くなりました。
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原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子