鹿島FW鈴木優磨＆レオ・セアラの連係向上で相乗効果を「Jリーグで手がつけられない存在になると信じている」

　2025明治安田J1リーグ第2節が22日に行われ、鹿島アントラーズと東京ヴェルディが対戦。鹿島はFWレオ・セアラとFW鈴木優磨が2得点ずつを決めて、4−0で東京Vを下した。

　開幕節の湘南ベルマーレ戦では攻守両面で機能せず、完封負けを喫した鹿島だが、この日は2トップが躍動した。まずは新加入FWレオ・セアラが22分と25分に立て続けの2得点を記録すると、41分にはペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。同選手はハットトリックがかかった状況だったが、鈴木優磨にPKのキッカーを譲り、鈴木も信頼にこたえて見事に決めてみせた。

　PK獲得後のやり取りについて、鈴木は「フォワードは1点取ることができれば、流れが変わってくるし、1試合を通してプレーが変わってきます。早めに得点を取りたい感覚があったので（レオ・セアラに）『譲ってくれ』と言いました」と明かし、「フォワードはそうやって関係を築いていくものですし、僕が2得点を取っていてレオが取れていなければ、僕も譲ると思いますし、ストライカーとして結果的にいい形で終われたので良かったと思います」と充実の表情で語った。

　『得点を取れば流れが変わる』との言葉通り、鈴木は75分にこの日2得点目をマークした。小池龍太からのスルーパスを引き出し、ペナルティエリア内へ侵入すると、角度のない位置から思い切りよく右足を振り抜いた。

　得点場面について鈴木は「今までの自分だったら、中央の（味方）を探していたと思うんですけど、オニさんからシュートの意識をもっと持ってくれと言われていたので（シュートを打ちました）」と鬼木監督の指導によって意識が変化したことを明かし、「今年は毎試合終わったあと『このシーンで振れたね（＝シュートできた）』と言われていて、（足を）振ればなにか起きるので、そこは自分に足りないところですし、しっかり振っていこうかなと思っています」と振り返った。

　プレシーズンから2トップの連係に苦労していたなかで生まれた4得点。鈴木は「レオも能力を持った選手ですし、僕も鹿島でやってきた（自負がある）ので、時間が解決してくれると思っていました」と焦りはなかったとし、「もっともっと時間が経てばよくなると思うし、やればやるほど良くなっていくと思う。やりたいこと、したいことのすり合わせを試合をやっていくうちに重ねていけば、本当にJリーグでは手が付けられない存在になると信じています」と手応えを語った。

　また、今後に向けて「（僕らが得点を）取れれば、チャッキー（チャヴリッチ）も帰ってきて、（徳田）誉も、モロ（師岡柊生）も、どんどんいろいろな選手が出てくるはず」とチーム内での相乗効果を期待し、「誰かを止めても（相手が）『どうすればいいんだ』となるようなサッカーになっていけば、もっと面白くなると思います」とコメントした。

　新生2トップが躍動した鹿島は次節、26日にホームでアルビレックス新潟と対戦する。


【ゴール動画】鹿島アントラーズFWレオ・セアラ＆鈴木優磨が2得点ずつ！
　

クロスにきっちり

今季から加入の新戦力#レオセアラ 今シーズン初ゴール

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打開力は流石の一言

初ゴールからわずか3分#レオセアラ 1試合2得点

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ぶち抜いた

これが2年連続2桁得点の実力#鈴木優磨 1試合2ゴール

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