エヴァートンとマンチェスター・ユナイテッドの一戦は2−2 [写真]=Getty Images プレミアリーグ第26節が22日に行われ、エヴァートンとマンチェスター・ユナイテッドが対戦した。
ここまで25試合を消化したリーグ戦で8勝5分12敗を記録し、勝ち点「29」の15位につけるマンチェスター・ユナイテッド。昨年11月にルベン・アモリム監督が指揮官へと就任してからリーグ戦14試合でわずか4勝と低迷する同クラブが、3試合ぶりの白星を目指して敵地に乗り込む。対するはデイヴィッド・モイーズ監督の“復帰就任”を機に、急激に勝ち星を増やし始めている14位エヴァートン。1ポイント差の両者が直接対決に臨む。
試合の立ち上がりはこう着状態が続いたものの、19分にエヴァートンがスコアを動かす。右サイドでコーナーキックを得ると、ジャック・ハリソンが左足でインスイングのクロスを供給。ディオゴ・ダロトのクリアが中途半端となったことにより、ボックス内で混戦が生まれる。空中戦が連続すると、アブドゥライェ・ドゥクレが打点の高いヘディングでゴール前にパス。ベトが懐にボールを流しながらダイレクトでネットを揺らし、ホームチームが先制した。なお、ベトはリーグ戦4試合連続ゴールとなっている
さらに33分、自陣ペナルティエリアでボールを奪ったエヴァートンが素早くパスを繋いで前進。右サイドでボールを持ったイェスパー・リンドストロムが縦に流し、裏へと抜け出したベトがワンタッチでボックス正面に折り返す。ハリソンのシュートはGKアンドレ・オナナが防いだが、ハイボールとなったこぼれ球にドゥクレが反応。頭で押し込んで追加点をマークした。
攻撃の停滞が目立ったマンチェスター・ユナイテッドも、72分にセットプレーで1点を返す。相手ペナルティエリア左角の位置でフリーキックを獲得。ブルーノ・フェルナンデスのキックが壁の手に接触し、より近いエリアでのフリーキックを奪取する。再びB・フェルナンデスが直接狙うと、今度はファー側となる壁の横を選択。完全にGKジョーダン・ピックフォードの逆を突いて得点を挙げた。
反撃に成功したマンチェスター・ユナイテッドは、8分後にゲームを振り出しへと戻す。1点目と似た位置でフリーキックを奪い、B・フェルナンデスが右足で柔らかいクロスを入れる。一度は相手選手に跳ね返されるが、ボックス正面にこぼれたセカンドボールをマヌエル・ウガルテが胸トラップから左足で振り抜く。コンパクトに合わせたボレーシュートがゴールに吸い込まれ、スコアをイーブンとした。
結局、そのまま試合は2−2で終了。互いに1ポイントずつを分け合った。次節は26日に行われ、エヴァートンはアウェイでブレントフォードと対戦。マンチェスター・ユナイテッドはホームでイプスウィッチと対戦する。
【スコア】
エヴァートン 2−2 マンチェスター・ユナイテッド
【得点者】
1−0 19分 ベト(エヴァートン)
2−0 33分 アブドゥライェ・ドゥクレ(エヴァートン)
2−1 72分 ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)
2−2 80分 マヌエル・ウガルテ(マンチェスター・ユナイテッド)