アーセナルはボーウェンのヘディング弾に泣く [写真]=Getty Images プレミアリーグ第26節が22日に行われ、アーセナルとウェストハムが対戦した。
ここまで25試合を消化したプレミアリーグで15勝8分2敗を記録し、勝ち点「53」の2位につけるアーセナル。今季も開幕から上位争いを演じる同クラブは、現在プレミアリーグで15試合無敗を維持している。対するは公式戦4試合未勝利と苦しむ16位ウェストハム。先月中旬から指揮官に就任したグレアム・ポッター監督の下で未だ1勝と苦戦が続いており、アーセナルを倒してリーグ後半戦に弾みをつけたいところだ。
試合は序盤からアーセナルがボールを保持する時間が続いたものの、ウェストハムも5枚で強固なブロックを敷き、アーセナル攻撃陣に自由な侵入を許さない。左ウイングに入ったレアンドロ・トロサールが個の力で打開を図るが、良い形でフィニッシュまで持ち込めるシーンは少なく、20分にはリッカルド・カラフィオーリからの縦パスで、センターフォワード起用されたミケル・メリーノがボックス左から左足を振り抜くも、ここはオフサイドフラッグが上がる。
アーセナルが崩しきれずにいると、前半終了間際の44分にはウェストハムが“ワンチャンス”を作り出す。自陣でボールを奪ったところから、ジャロッド・ボーウェンが右サイドへ展開して一気にカウンターへ。駆け上がったアーロン・ワン・ビサカが縦へ仕掛けてクロスボールを送ると、ボックス中央へ走り込んだボーウェンがヘディングシュートを沈めた。
ウェストハムの1点リードで後半へ折り返してからも、試合の様相が大きく変わることはなく、アーセナルが敵陣で過ごす時間がほとんど。ウェストハム守備陣を切り裂くようなシーンの数が少ないのも前半と同じで、56分にはマイルズ・ルイス・スケリーとオレクサンドル・ジンチェンコを投入し、状況を変えようと試みる。
63分にはボックス左でマルティン・ウーデゴーアからのパスを受けたトロサールが、ニアサイドめがけたシュートを放ったものの、GKアルフォンス・アレオラに阻まれる。71分にはまさかのミスが発生。敵陣へ押し込んだ状態のなか、最終ラインでボールを持ったルイス・スケリーが、モハメド・クドゥスにボールを奪われ、たまらずファウルで突破を止める。当初、主審はイエローカードを提示したものの、OFR(オンフィールドレビュー)を経てカードの色が変更。ルイス・スケリーに対してレッドカードが提示され、アーセナルは10人で1点ビハインドを追いかけることとなった。
アーセナルは最後まで1点が遠く、試合はこのままタイムアップ。この結果、アーセナルは16試合ぶりの黒星を喫しただけでなく、今季のプレミアリーグにおけるホームゲームで初黒星を喫した。一方で、ウェストハムは前半戦の対戦時に2−5と大敗を喫した相手にリベンジ達成。プレミアリーグ5試合ぶりの白星を飾った。
次節、アーセナルは26日にアウェイでノッティンガム・フォレストと対戦。ウェストハムはその翌日にホームでレスターと対戦する。
【スコア】
アーセナル 0−1 ウェストハム
【得点者】
0−1 44分 ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)
【ゴール動画】ボーウェンがワンチャンスをモノに!
ワン=ビサカのドリブルから
飛び込んだのはボーウェン⚽️
これが節目となる
プレミア通算50ゴール㊗️
🏆プレミアリーグ 第26節 #アーセナル v #ウェストハム
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