強殺容疑で男再逮捕へ＝国交省職員を絞殺、現金奪ったか―山中切断遺体事件・大阪府警

　大阪府東大阪市の山中で国土交通省職員神岡孝充さん（５２）の遺体が見つかった事件で、府警捜査１課は強盗殺人容疑で、無職大木滉斗容疑者（２８）＝死体遺棄容疑で逮捕＝を２３日に再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で２２日、分かった。

　捜査関係者によると、大木容疑者は昨年１２月２７日、大阪市中央区日本橋の神岡さんの自宅で、神岡さんの首を絞めて殺害し、現金とキャッシュカードなどを奪った疑いが持たれている。

　神岡さんと大木容疑者は同じマンションに居住。大木容疑者は生活に困っていたとみられ、奪った現金やキャッシュカードを使い、借金の返済や生活費に充てようとした可能性があるという。

　１月１０日には、大阪市内のコンビニＡＴＭから神岡さん名義のキャッシュカードで現金が引き出されていた。防犯カメラには、大木容疑者とみられる男が映っていた。

　神岡さんは昨年１２月２７日午後３時ごろ、自宅でテレワーク勤務を終え、外国にいる妻に会いに行く予定だった。

　神岡さんの遺体は１月２５日、胴体から頭部や手足が切り離された状態で発見された。