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前回からの続き。私(キョウコ)は夫のリョウタと結婚して約1年。夫に奨学金の返済が残っていることを知った両親は、両家顔合わせの場で茶封筒に入った「結婚祝い」をくれました。名目上は新婚生活のためのお金ではあるものの、そのお金があれば奨学金を全額返済できるだろうという思いがあったようです。しかし夫が義母に話したところ「それなら妹のモモの分の奨学金返済を手伝って」と言われたそうで……。義妹のモモさんの返済をなぜ夫が!?
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義妹は現在、2才のタツキくんを育てる専業主婦。夫のトモキさんの収入だけでやりくりしていて、毎月家計がカツカツのようです。私の両親からのお祝い金で夫の奨学金の返済が終わったことを知ると、義妹は「ズルい!」と抗議してきて……。
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同じように奨学金を借りたはずなのに、運よく完済できた息子と毎月家計が苦しいなか必死で返しつづけている娘。その状況を義母は不平等だと感じたようです。夫に対して「だったらモモの返済を手伝いなさい」と言い渡し……。
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顔合わせのとき義母はずっと、私の両親が渡してきた封筒の中身を気にしていたのでした。それが奨学金の返済に充てられたと知ると、義妹と一緒になって夫を責めてきたのだそう。そのとき義父は家にはおらず、義母と義妹だけでした。夫は何とか反論をしようとしたのですが、弁の立つ義母と義妹にまくし立てられ、何も言い返せなかったのです。
夫から一部始終を聞いた私はアゼン。どこからツッコめばいいか分かりません。とにかく夫が義妹の奨学金返済を手伝わされるようなことは断固阻止しよう、と心に決めたのでした。
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【第4話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子