※写真はイメージです。過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2024年1月14日 記事は取材時の状況) * * *
ラブホテルは、「誰とも顔を合わせずに済む」というイメージを抱く人も多い。しかし、そのような構造やシステムになっていないラブホテルも存在する。そんなときには、「できれば知り合いに会いたくない」と考えるのが当然だろう。
そんななかで、予想外の人物と遭遇してしまうケースも……。今回は、ラブホテルを利用し、気まずい経験をした人のエピソードを紹介する。
◆部屋からパンツ1丁の男性が現れて…
20代の頃に付き合っていた彼女とは、よくラブホに行っていたという田中和夫さん(仮名)は、その日も元旦からラブホデートを楽しもうとしていた。
「パネルを見ながら彼女の『どこの部屋にしようか、ここはどうかな?』という問いには上の空で、とにかく“早く”としか思っていませんでした。“さぁ、今から!”というときに事件は起こったんです」
田中さんたちが部屋に向かっていると、男女の言い争うような声が聞こえた。そして、いきなり「ドン!」とドアが開き、女性が出てきた。さらに、後を追うように男性も姿を現したそうだ。そのとき、田中さんが驚いたのは、“2人の格好”だったと話す。
「女性は女王様姿で男性はパンツ1丁という姿でした。女性が『うるさい、もう帰る』と言っているのに対して、『待ってよー』と男性が引き止めていたんです。私と彼女は、“嘘でしょ、その姿で出てくる?”と目を合わせました」
よくある痴話喧嘩だと思い、部屋に入った田中さんたちだったが……。
◆痴話喧嘩カップルは、高校時代の先生
「部屋に入るなり、『今の何だったんだろうね』と彼女と話しながらも、私は彼女の服を脱がせてそのままベットイン……」
2人でシャワーを浴び、帰ろうと部屋を出ると、先ほどの痴話喧嘩カップルと再び鉢合わせたという。そして、田中さんは2人の顔を見て「ビックリした」と振り返る。
「部屋に入る前は、2人の顔までは見えなかったのですが、私が高校時代にお世話になった先生たちだったんです。どうやら私のことを覚えていたようで、『田中さん、久しぶりだね』と声をかけてきました」
いきなりの出来事に田中さんは、「え? 先生たち? 何でこんなところに。付きあっていたの? しかもこんな趣味があったなんて……」と頭の中は混乱状態だったそうだ。
「私は、『あ、え、こんにちは。お久しぶりです』と挨拶をして、足早にその場を去りました」
お堅い先生たちとの驚きの再会に、「何とも気まずい経験でした」と締めくくった。
<取材・文/資産もとお>