国家資格である一級寝具製作技能士による、夜着の綿入れ動画がTikTokで話題に。熟練の技で丁寧に作り上げていく様子に注目が集まり、記事執筆現在までに19万件の「いいね」を突破しています。
この動画を投稿したのは、ふとん職人で一級寝具製作技能士でもある「亀治中136【ふとん職人】」(@kamejinaka136)さんです。今回の動画では、冬に活躍する寝具の“夜着”の綿入れの様子を披露しました。
●3日かけた夜着の綿入れ
夜着とは、一見着物のような形をした袖と襟付きの寝具です。中に入った厚めの綿が保温性を高め、夜はそのまま羽織ってトイレなどに行ける便利なアイテムです。袖の下にはマチ綿がななめに入っており、マチがある事で袖の突っ張りがなくなりスムーズな寝返りができるように作られています。
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今回は「100%メキシコ綿」をベースに、まずは中綿を広げて入れていきます。
上から内布をかけたらひっくり返し縫っていきます。上半身の袖の部分も中綿を入れたら縫います。厚みを確認しながら、綿が寄らないか確認しながら作業を進めていきました。
袖の後は襟の部分に取りかかります。中綿を入れて縫い終わったら、しっかりと中綿をなじませます。最後は中綿が寄らないように、全体的に“和綴(と)じ”していったら完成です!
●完成した夜着の使い方
なお、亀治中さんは後日、使い方がよく分かる動画も公開。ふとんのように上からかけて使い、袖に腕を通したらスマートフォンをいじったり読書をしたりできる便利な作りになっています。
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ちょっと羽織って移動することもできるため、寒い冬には大活躍しそうです。
亀治中さんは約10年ぶりの夜着作りだったそうで、「裁断〜縫製〜綿入れまで3日かかりました」とコメント。また、「凄くカッコ良く仕立て上がりました!」「大島紬が夜着の存在感を引き立ててくれます」と完成度に満足しながら伝えました。ちなみにこちらの夜着、生地に大島紬を使用していることもあり値段は50万円ほどとのこと。
●プロの夜着作りへの反響
この動画には「これ着られるの?! あったかそ〜!」「素敵で立派」という声や「こんな丁寧に作られたお布団で寝たら身も心もぬくぬくになるね」「技術がスゴすぎる」と技術に圧倒される声が寄せられています。
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