強烈なミドルシュートを沈め、レアルに勝利をもたらしたモドリッチ [写真]=Getty Images ラ・リーガ第25節が23日に行われ、レアル・マドリードとジローナが対戦した。
24試合を消化した時点で“宿敵”バルセロナと同勝ち点ながら得失点差で下回り、2位につけているレアル・マドリード。前節は物議を醸したジュード・ベリンガムの一発退場もあり、オサスナに勝ち切ることができず、現在はリーグ戦3試合未勝利となっている。4試合ぶりの白星を目指す今節は、昨シーズン3位と躍進しながら、今シーズンは現在10位に留まっているジローナとの対戦。チャンピオンズリーグ(CL)でマンチェスター・シティを撃破した勢いそのままに勝ち点「3」を掴み、バルセロナを追走することはできるだろうか。
開始早々の5分、レアル・マドリードはCKからピンチを迎えるも、ここをGKティボー・クルトワの好セーブで凌ぎ素早くカウンターを発動。左からボックス内に侵入したキリアン・エンバペがフィニッシュに持ち込んだが、惜しくもGKパウロ・ガッサニーガに阻まれた。15分には複数人が絡んだ連携で左サイドを攻略すると、抜け出したエンバペの柔らかいクロスにヴィニシウス・ジュニオールが頭で合わせたが、シュートは枠を捉えることができない。
その後もレアル・マドリードは低い位置を取るルカ・モドリッチにボールを集めつつ、ジローナを押し込んでいく。30分にはアルノー・ダンジュマのポストプレーを受けたドニー・ファン・デ・ベークにボックス内からシュートを打たれるも、GKクルトワが好セーブ。すると41分、ボックス外でCKのこぼれ球を拾ったモドリッチが胸トラップから右足を振り抜くと、美しい軌道を描いたシュートがゴール右上隅に突き刺さり、ホームチームが先制に成功した。
1−0で迎えた後半の立ち上がりはジローナがボールを握る時間を増やすも、レアル・マドリードもヴィニシウスやロドリゴが積極的な仕掛けを見せ、ルーカス・バスケスがポストをかすめる強烈なシュートを放つなど追加点のチャンスを作る。58分には右からカットインしたヴィニシウスが右足を振り抜いたが、シュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
終盤にかけてもチャンスの数で上回ったのはレアル・マドリード。75分、エドゥアルド・カマヴィンガのロングフィードに抜け出したヴィニシウスが右から持ち込みシュートを放つも枠を捉えることはできず。80分には後方からのロングフィードを絶妙なトラップで収めたエンバペがスピードに乗ったままボックス内へ持ち込み左足を振ったが、ここはGKガッサニーガに阻まれた。
なかなか追加点が奪えなかったレアル・マドリードだったが、83分にエンバペのスルーパスを受けたヴィニシウスがネットを揺らし、リードを2点に広げる。試合は2−0で終了し、リーグ戦4試合ぶりの白星を飾ったレアル・マドリードが勝ち点を首位バルセロナと同じ「54」に乗せた。次節は3月1日に行われ、レアル・マドリードはアウェイでベティスと、ジローナはホームでセルタと対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 2−0 ジローナ
【得点者】
1−0 41分 ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
2−0 83分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)