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長年付き合ってきた友人との別れが呆気なく訪れることもあるようだ。投稿を寄せた50代女性は、
「女同士の友人ほど脆いものはないなと、私自身も身を持って経験しました」
と投稿を寄せた。一体、何があったのか。(文:天音琴葉)
お茶会をSNSにポストしたら、A子にブロックされて……
高校生からの付き合いのある友人A子と同じ大学に進み、社会人になり結婚、出産した後も良好な関係を築いていた。ところがコロナ禍のある日を境に、関係が一変する。
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女性の幼なじみが帰郷したため、別の友人も誘い、お茶をすることにした。だがこのお茶会をSNSに投稿した後、A子にSNSのフォローをブロックされてしまった。身に覚えがない女性は「何かの手違い」だと思いA子に直接伝えると、ブロックは解除された。ところが数週間後、またブロックされてしまった。
不可解に思い、この件をA子の幼馴染に相談した。ようやく真相が分かったようだ。どうやらA子はお茶会に呼ばれなかったことで拗ねていたのだった。
「その方に聞くところ、要するに自分がその集まりに呼ばれなかった事が原因らしい。正直『は?』でした」
女性は「確かに私は自分の幼なじみと会う時、彼女に声はかけませんでした」と認めるも、隠したわけではなかったと主張する。
「友人と言えども、自分の周りの友人が皆仲良し同士ではなく、合う合わないもある。故にその時は彼女に声をかけませんでした」
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それ以前に、同じようなシチュエーションでA子が女性を呼ばなかったことも頻繁にあったという。一方で女性はそれでいいと思っているようだ。
「親友であっても、Aさんにはこの話はできるけど、Bさんには出来ない、という風にそれぞれの性格や環境や経験で付き合い方も多少は違うのです」
そのため女性の考える親友とは、「ざっくばらんに何でも話せる」という存在ではなく、「相手を思えばこその内容の選択はあると思う」と持論を述べている。
「今となってはとても心が軽いです」
この件でA子と絶縁状態になり、5年弱が流れた。A子の幼なじみが復縁させようと声を掛けしてきたが、「結局それでさよならになりました」という。
「女友達あるあるですね。付き合いがなくなり1年ぐらいは自分を責めたり、自分から連絡とろうかとも思い苦しい時間でもありましたが、今となってはとても心が軽いです」
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そもそもA子の人間性に疑問を抱いていたようだ。女性が嫁姑問題に悩んでいると話すと、A子は相談に乗るどころか焚き付けてきたという。今は夫に相談するようになり、「必要以上にイライラしなくなった」とは何よりだ。この一件で学びもあったようだ。
「年を取り、自分の回り大切な人は本当は誰なのか? を見る目も養う経験になったな」
友人を失うことを恐れ、我慢して付き合いを続けている人もいるだろう。だが女性は、「その人に固執する必要はないと。新しい出会いは他にもあるかもしれないし」と前向きな言葉で結んだ。実際その通りだろう。
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