業務スーパーの「アサイー」がマズいって本当?食の専門家が正直レビュー

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2025年02月24日 08:50  女子SPA!

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アサイーボウルは自宅で作るとカンタンで安い!
 業スーで見つけたら、超ラッキー。

 食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。

 食料品の値上げがじわじわ続く中、業務スーパー(以降、業スー)に救われているという人は少なくないでしょう。スーパーマーケット研究家である私も、その中の一人です。業スーと言えば、大容量の冷凍野菜やうどん、ソーセージやコロッケなどの肉加工品などが思い浮かびますが、実はそれだけではありません。

 毎月新しいオリジナル商品や直輸入商品が登場し、「こういうの、欲しかったんだよね!」とつぶやきたくなるようなワクワクするアイテムに注目が集まっているのです。そうです、業スーは大容量で安いだけでありません。

 今回はそんな思いを込めて、大人気すぎて店舗で見つけたら超ラッキーともいえる“あるトレンド商品”をご紹介したいと思います。

◆業スーでアサイーが買える。味はどうなのか?

 まだまだブームが継続するアサイーボウル。カフェや専門店では1000円を軽く超える高級品になっていますが、実は業スーでアサイー商品がリーズナブルに購入できるのです。

 商品名は「アサイーバナナブレンド」。大人気過ぎて売り切れている店舗もあるので、見かけたら、超ラッキーと言えます。アイスクリームのような容器に入った冷凍品で、重量は500g、価格は748円です。

 この商品はアサイーとバナナをすりつぶしてシャーベット状にした冷凍ピューレで、アイスクリームではありません。ブラジルからの直輸入商品で、アサイーを65%、バナナピューレを4%使用して作られています。

 カロリーは100gあたり120キロカロリーで、バニラアイスクリーム(207キロカロリー/100g)と比較すると、ずいぶんヘルシー。それでは中身がどのような感じで、どれほどおいしいのかについて確認をしていきましょう。

◆カッチカチのシャーベット状ピューレがぎっしり入っている

 容器のふたを開けると、アサイー色のピューレが出現。すぐにスプーンですくおうとすると、あまりにカッチカチで固く、どう扱ってよいのか驚いてしまうかもしれません。

 しかし数分置いておけば心配は解消。大きなスプーンですくってみると、なめらかさはありながらもシャリッとシャーベットのような形状で、ねっとりとしたクリーミー感はありません。

◆業スーでは、ヘルシー食材でも名品が増えている

 それではアサイーボウルを作ってみましょう。お好みのシリアルと果物を用意して器に盛り、アイスクリームスクープでアサイーピューレをかき集めてポンと乗せるだけ。5分もあれば、誰でも簡単にあこがれのヘルシーデザートを作ることができるのです。

 そして何よりもお伝えしたいのが、ちゃんと濃厚でおいしいということ。

 業務スーパーのアサイーをネット検索すると、「業スー アサイー まずい」と出てくることがありますが、そんなあいまいなイメージを払しょくするほど、カフェで出てくるようなおいしさを実感できるのです。

 むしろバナナピューレで食べやすいようにブレンドしてくれているので、扱いやすさも抜群です。

 アサイーボウルを1人分作るために50g程度を使うので、1個購入すれば約10回分楽しむことができます。つまり1回分あたり75円という計算に。このくらいの価格なら、スムージーに加える、ヨーグルトにトッピングするなど、安心して他メニューにも活用できそうですよね。

 最近の業スーではサジーやデーツ、ココナッツウォーターなどヘルシーな食材が豊富にそろっていますから、ダイエットや健康維持目的でお気に入りのアイテムを探してみると、新しい発見があるかもしれません。

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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