【チューリップ賞見どころ】ポテンシャル高いマイエレメントが重賞奪取だ

　前走で負けはしたが上がり最速を駆使したマイエレメントの潜在能力に注目したい。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/2(日)　チューリップ賞(3歳・牝・GII・阪神芝1600m)

　まだ気性的にも成長途上の段階で、前走のアルテミスSではスタートで後手を踏んでしまって5着だったマイエレメント(牝3、栗東・福永祐一厩舎)。それでも直線で外に持ち出すと32秒8という上がりを繰り出しポテンシャルの高さを見せつけた。今回は輸送時間の短い阪神でテンションの高さも軽減されるはず。より一層の切れ味を披露する。鞍上は坂井瑠星騎手。

　キャリア豊富のウォーターガーベラ(牝3、栗東・河内洋厩舎)は、シンザン記念で鋭い切れ味を発揮して重賞で通用する力を見せた。前走はハイペースのなかで先行して失速と参考外。実績のあるマイル戦なら巻き返しは可能だ。鞍上は武豊騎手。

　その他、決め手鋭いビップデイジー(牝3、栗東・松下武士厩舎)、開幕週の馬場で持ち味に更に磨きがかかるノクナレア(牝3、栗東・今野貞一厩舎)、血統的にマイルは問題ないナムラクララ(牝3、栗東・長谷川浩大厩舎)、厳しい枠ながら阪神JFで好走したスリールミニョン(牝3、栗東・高橋康之厩舎)らが桜花賞へ向けて虎視眈々。発走は15時30分。