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前回からの続き。私(モモ)は夫のトモキと2才の息子タツキとの3人暮らしです。実家は徒歩圏内にあり、母にはいろいろ助けてもらっています! 現在は専業主婦をしていますが、タツキが幼稚園に入ったらパートでもしてお金を稼ぎたいなと思っています。それには理由があるのです。私にはまだ大学進学で借りた奨学金の返済が残っているのです。トモキはそれを承知の上で結婚して専業主婦をさせてくれていますが、毎月の返済は地味に痛手です。
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ここ最近は家計状況がギリギリです。トモキに対しては申し訳ないなと思っていました。私の月々の返済がなければ、その分貯蓄も増やせます。そこまで高額ではないにしろ、地味に痛い金額です。かといって現時点では仕方ありません。
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なんと兄が奨学金を全額返済したと言うではありませんか! しかも自分の力ではなくて、義姉の実家がお金を出してくれたそうで……。不公平すぎて思わず「ズルい!」と叫んでしまいました。怒りを通りこして悲しくなります。すると母も……。
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今の生活にはおおむね満足しています。トモキは優しいし、タツキは可愛いし。実家は近所にあるので、何かあればすぐに母も助けてくれます。けれどお金の話だけは別……。私は毎月の奨学金返済のことを考えると重苦しい気持ちになっていました。
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※演出の都合上、法的な詳細を省略している部分があります。
【第5話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子