液体窒素に浸けた紙の束をプレスしたらどうなるか検証する動画がYouTubeに投稿され、興味深いと人気です。
この動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「Hydraulic Press Channel」。油圧や水圧で圧縮力を発生させるプレス機械“油圧プレス”で、いろいろなものを押しつぶす実験を投稿しています。
●液体窒素で固めた紙との違いは?
最初に登場したのは付せん紙の分厚い束。こちらを重ねたものを、まず何も手を加えない状態でプレスしてみます。付せん紙はどんどん圧縮されていき、今にも押しつぶされてしまうかと思った瞬間、紙が小さくはじけるように散らばり、残りはすりつぶされるような格好になりました。
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続いて、液体窒素に浸した付せん紙をプレス。今度は、圧縮された付せん紙から液体窒素がじゅわっとあふれ、カラフルな紙が勢いよくはじけて辺り一面に舞い散りました。明らかに、液体窒素に浸した紙の方が勢いよくはじけたことが分かりますね。
●液体窒素に浸したペーパーバックで検証
今度はペーパーバックを1冊プレスしてみることにしました。かなり分厚く、付せん紙よりも頑丈であることが予想されます。液体窒素に浸け、プレスしてみると……?
まるで、波が押し寄せるようにペーパーバックから液体窒素があふれてきました。そのままぎゅっと圧縮され、ぺちゃんこになってしまうのでは……と思った瞬間、背表紙以外の側面から、紙の一部がはじけて飛び散ってしまいます。まるで紙吹雪です。
●ペーパーバック3冊に挑戦
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かなり長く耐えたペーパーバックですが、さらに同じくらいの厚みがあるものを3冊重ねて実験してみることに。とはいえ、「普通は背が高くなるほど紙は弱くなる」とのことで、重ねたからプレスするのが難しくなる、ということではないようです。
プレスされると、3冊分のペーパーバックから液体窒素が滝のように流れ出てきます。どこまでも圧縮できるかのようにプレスされたペーパーバックからは……ついに紙が一部吹き飛び、それから小さな爆発音とともに全ての紙がはじけ飛んで空気中に舞い踊りました。まるで本当の爆発みたいに辺りは煙ったようになり、“吹雪のときのようなホワイトアウト”だとコメントされました。
●A4用紙の束はどうなる?
最後は、ずっしりとしたA4用紙の分厚い束です。プレスしてみると、紙の中央が圧縮され、みるみるうちにしわくちゃになってきました。
しばらく紙と油圧プレスのにらみ合いのような時間が続き、そしてある時点で“パンッ”と音がしてはじけ飛びます。勢いよく最後までプレスされ、部屋中に舞い散った紙片のひとつひとつは他の紙と比べると大きめな印象。おそらく他の紙よりも頑丈であったぶん衝撃も大きかったようで、すぐ近くで撮影していたカメラはレンズフィルターにひびが入ってしまいました。すごい威力!
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●「大成功だ!」「楽しさをありがとう」と反響
この動画には、「大成功だ!」「液圧の楽しさをありがとう」「紙の爆発って見ているとすごく満足感があるなあ」「これスーパースローモーションで見られたらすごいだろうね」などのコメントが寄せられており、視聴者はこの検証を大いに楽しんだようです。
画像引用:Hydraulic Press Channel
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