ブリストル・シティへ期限付き移籍中の平河悠、町田からの完全移籍が決定…28年夏までの契約締結

0

2025年02月24日 19:38  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

今季よりブリストルでプレーする平河悠 [写真]=Getty Images
 ブリストル・シティは24日、FC町田ゼルビアから期限付き移籍加入していたFW平河悠が、完全移籍へ移行することを発表した。契約期間は2028年夏までと伝えられている。

 完全移籍加入に際して、平河はブリストル・シティを通して「ここへやってきた当初から、ブリストル・シティのファンはとても歓迎してくれました。完全移籍となったことを喜ばしく思います」とコメント。リアム・マニング監督も「ユウは我々にとって貴重な選手。既に素晴らしいが、これからもっと良くなっていくだろう。彼はイングランドのゲームにうまく適応しているし、今後数シーズンでどのように成長していくのか、本当に楽しみにしている」と期待を寄せた。

 また、町田を通しては、次のような言葉で感謝の思いを綴っている。

「この度、ブリストル・シティに完全移籍することになりました。FC町田ゼルビアでは特別指定を含む約3年間、貴重な経験をさせていただきました。FC町田ゼルビアでプロキャリアをスタートしたこと、プレーできたことを誇りに思います」

「そして、僕に関わって下さった全ての方に心から感謝しています。ファン・サポーターの温かい声援、熱いチャントは僕にとって忘れられない思い出です。これからより一層成長した姿を届けられるように頑張るとともに、自分の夢に向かって挑戦し続けます。約3年間、本当にありがとうございました」

 平河は2001年1月3日生まれの現在23歳。山梨学院大学在籍時の2021年9月、町田への加入内定と特別指定選手承認が発表され、同年12月にJリーグデビューを飾ると、翌シーズンには初ゴールも記録。2023年より晴れて正式入団を果たすと、キレのあるドリブルと高精度のキックを武器に主力の座を勝ち取り、同シーズンはJ2リーグで35試合出場で6ゴールを記録するなど、J2優勝の原動力となる活躍を披露。背番号を『7』に変更して臨んだ2024明治安田J1リーグでも、17試合の出場で2ゴールを記録し、町田のスタートダッシュに大きく貢献していた。昨年夏にはパリオリンピック2024(パリ五輪)に臨むU−23日本代表のメンバーにも選出されたが、ケガで本領発揮とはならなかった。

 パリ五輪の開催前には、町田からブリストル・シティへの期限付き移籍加入が発表。負傷の影響で開幕こそ出遅れたものの、昨年8月31日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)第4節ダービー戦で初出場を飾ると、同10月19日の第10節ミドルズブラ戦では初ゴールも記録。今季のチャンピオンシップではここまで29試合に出場して2ゴールを挙げている。

 ブリストル・シティは、世界的アーティストのバンクシーの街として知られるイギリス西部・ブリストルに本拠を構えるクラブ。1894年創設で、1部リーグには1900年代と1970年代に通算9シーズンにわたって在籍したことがある。今シーズンはチャンピオンシップ第34節終了時点で12勝13分9敗を記録し、勝ち点「49」で8位につける。昇格プレーオフ出場圏内の6位ブラックバーンとは勝ち点差がわずかに「2」。46年ぶりの1部復帰も狙える位置につけている。


【動画】平河の加入動画はハリー・ポッターの名シーン!?
 
2028. ✍️ pic.twitter.com/kaZSXU2uU1— Bristol City FC (@BristolCity) February 24, 2025

    ニュース設定