元バルサ戦士アルトゥールがかつての“宿敵”を称賛「今現在、世界最高のチームはレアル・マドリード」

0

2025年02月25日 01:41  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

ヴィニシウス(左)と競り合うアルトゥール(右) [写真]=Getty Images
 ラ・リーガ第25節が23日に行われ、レアル・マドリードがホームでジローナを2−0で下した。スペインメディア『アス』が、ジローナに所属する元ブラジル代表MFアルトゥールのコメントを伝えている。

 試合の前半はジローナもビッグチャンスを作ったが、ベルギー代表GKティボー・クルトワの“パラドン”もあってゴールは生まれず、均衡が破れたのは前半も終了間際に差し掛かった41分のこと。ペナルティエリア手前でセットプレーのクリアボールを拾ったクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、豪快な一振りで“ゴラッソ”を沈め、レアル・マドリードが先手を取る。後半へ折り返した83分には、フランス代表FWキリアン・エンバペからのスルーパスに抜け出したブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールにもゴールが生まれ、終わってみればレアル・マドリードが2−0と完勝していた。

 この試合、アルトゥールは後半序盤の56分から元オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークとの交代でピッチに立つと、ジローナの攻撃を活性化。今冬の移籍市場でユヴェントスからのローン移籍で加わって以降、出場するのは2試合目という状況のため、ゲームコンディションには難ありという様子も感じられたが、一方で中盤で高い技術を発揮するなど“らしさ”も見せた。

 そんなアルトゥールは試合後、「僕らはどんな試合であろうと、自分たちにできる最大限を発揮したい、勝ちたいと思っている。もちろん、今回は『サンティアゴ・ベルナベウ』でのマドリー戦で、それは決して簡単なことではないとわかっていたが、それでもこの思いは変わらなかった」とコメント。相手を問わずに自分たちのスタイルを貫くことを試みたが、欧州サッカー界の“巨人”の力を見せつけられ、結果的にはラ・リーガ3連敗となってしまった。

 また、2018−19シーズンからおよそ2年間バルセロナでプレーし、公式戦通算72試合のピッチに立ったアルトゥールにとって、レアル・マドリードはかつて在籍したクラブのライバルでもある。現在、両クラブはラ・リーガの獲得勝ち点で並びながら、得失点差によりバルセロナが首位に立つ。一方で、アルトゥール自身はかつての“宿敵”を称賛することを厭わず、「今現在、世界最高のチームはレアル・マドリードだと思う。選手たちが本当に自信を持ってプレーしているんだ」と語った。

 また、衝撃的なゴラッソを叩き込んだモドリッチについても「あれは天才的な一撃だった。あそこで僕らにやれることは何もないし、戦術も影響しない。試合後、あんなゴールを決めた彼を思わず祝福してしまったよ。素晴らしいクオリティのプレーだった」との言葉で称えた。


【ハイライト動画】モドリッチが衝撃ゴラッソ! マドリーがジローナに完勝


    ニュース設定