ユヴェントスがトナーリのセリエA復帰計画を画策? D・ルイスとトレードの可能性も

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2025年02月25日 02:42  サッカーキング

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今季はニューカッスルで躍動するトナーリ [写真]=Getty Images
 ユヴェントスが、来夏の移籍市場におけるターゲットの1人として、ニューカッスルに所属するイタリア代表MFサンドロ・トナーリに注目しているようだ。『ガゼッタ・デロ・スポルト』や『メディアセット』など複数の現地メディアが報じている。

 現在24歳のトナーリはブレシアのアカデミー出身。トップチームで台頭すると、2020年夏には「憧れのクラブ」と公言していたミラン加入を果たし、3シーズンにわたってプレー。公式戦通算130試合のピッチに立っただけでなく、2021ー22シーズンにはミランにとって11年ぶりとなるスクデット獲得にも貢献した。

 2023年夏には母国イタリアを離れ、推定総額7000万ユーロ(現在のレートで約110億円)もの移籍金で、イングランドのニューカッスルへ完全移籍。しかし、直後に賭博違反でイタリアサッカー連盟(FIGC)から長期の出場停止処分を受けた。今季に入ってその処分が解け、およそ10カ月ぶりに公式戦のピッチに戻ってくると、主力の1人としてここまで行われた公式戦31試合に出場して3ゴールをマーク。現在プレミアリーグで5位と、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを繰り広げるニューカッスルを支えている。

 そんなトナーリについて、ユヴェントスが興味を示している模様。ユヴェントスは来夏の移籍市場で中盤の補強を優先事項と設定しており、そこでトナーリが候補となった模様だ。

 一方で、ニューカッスルが求めるであろう移籍金はセリエAのクラブにとって容易に払えるような金額ではない可能性が高く、仮に獲得に動く場合は、“トレード”を要求するのではないかと指摘されている。その対象者となるのが、ブラジル代表MFドウグラス・ルイス。昨季まで5年間にわたって所属していたアストン・ヴィラでは、プレミアリーグ屈指の中盤としての地位を確立していたが、昨年夏のユヴェントス加入以降はケガもあり、期待されたようなパフォーマンスを見せられていない。ここまで22試合のピッチに立っているが、うち先発の回数はわずか6試合。23日に行われたセリエA第26節のカリアリ戦では、途中出場からおよそ20分間で負傷交代を強いられるなど、苦しい日々が続いている。

 そんなD・ルイスだが、今冬の移籍市場でもプレミアリーグの複数クラブからの関心が報じられるなど、イングランド方面からの評価は低くない。このような状況を利用し、ユヴェントスがD・ルイスに早めに見切りをつけたとしても不思議ではない。

 なお、『メディアセット』によると、トナーリはセリエA復帰に前向きな姿勢を見せているという。一方で、これだけでユヴェントスが獲得に動く可能性が高まったわけではない。最終的な“ゴーサイン”が出るのは、来季のCL出場権を獲得した場合のみだという。現在ユヴェントスはセリエAで4位につけているが、今季の順位も鍵を握ってきそうだ。

 果たして、トナーリのセリエA復帰、そしてD・ルイスのプレミアリーグ復帰は実現するのか。今後の動向に注目だ。

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