子ども4人でも散らかり放題にならない!「裏切らない色と素材のルール決め」がステキな部屋の秘訣

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2025年02月25日 09:00  女子SPA!

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女子SPA!

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すっきり片付いた統一感のある部屋。住まいがそのまま映画になったような、憧れの暮らしを展開するのはhichonさん。

『わたしらしい暮らしの決めごと』(KADOKAWA)には、ママインフルエンサーならではのセンスあふれる暮らしが綴られています。

◆散らかり放題、ではない6人家族の家

驚異なのは、hichonさんが夫婦共働きで4人の子育て真っ最中だということ。

子供たちから少しでも目を離すと部屋は散らかり放題、というのが6人家族のイメージですが、hichonさんの家は統一感が保たれ、優雅そのもの。しかも家庭的なあたたかさもただよってくるのです。

◆風通しのいい空間を演出するには

hichonさんは宮崎在住、2階建ての一軒家に住んでいます。1階はリビングダイニングとキッチン、そして仕事部屋、2階は子供部屋と寝室という構成。

家事だけでも大変!とひるんだのはhichonさんも同じです。

悩み抜いた末にたどりついたのが、「『選ぶ時間』が短くなれば、忙しい日々が少しでもラクになるのでは?」というこたえでした。

そのために決めたルールは4つ。

・モノ選びはテーマカラーを決める
・たくさんの器はいらない
・夫と子供が片付けやすい収納
・作文発表で家族時間を増やす

ベースにしたのは「白やベージュ、くすみカラー」と「木製品の家具」。hichonさんいわく「白い部屋×木製家具は裏切らない」。

確かに白は解放感を生む色ですし、同時に清潔感も得られます。その白に呼応するのが、穏やかな味わいの木製品。

ほどよい生活感を醸し出しつつセンスの良さも表現できる、抜群のタッグなのでしょう。

◆難攻不落のキッチンをすっきり整える

素敵でシンプルな暮らしの最大の敵ともいえるのが、キッチンですよね。調理器具や調味料、食器など、必要不可欠なものばかり。6人家族のhichonさんのキッチンは、それなりにものがあるとはいえ、理路整然としています。

トーンをそろえている、というのがその秘訣。他の部屋と同様に、キッチンアイテムも「白やベージュ、くすみカラー」。hichonさん独自のルールを厳守するからこそ、毎日が輝くのです。

フライパンに揚げ鍋、水切りラックやまな板まですべて白!

探せばあるのだな、と感心しながらもお手入れが大変そう、とつい逃げ腰になってしまいますが、お手入れや掃除をまめにしなければならない、という前向きな行動につながります。

なによりも、白×木製が繰り広げられた空間は、本当に清々しいのです。

◆スタメン食器は厳選で

hichonさんの食卓は彩りよくまとまっているのですが、意外や意外、食器は最小限に抑えているといいます。

「毎日同じ器を使って『迷い』を減らす」のが目的。ご自身のお眼鏡にかなった食器を見つければ、あとは料理に集中するだけ。

適切な大きさの器に、主菜や副菜を盛り付ける、それだけで食べ過ぎ防止と栄養バランスが叶うのです。

夕食はひとりずつ、お盆にのせて。家族各自がテーブルに運ぶというスタイル。こうすると子供達もお手伝いがしやすいのだとか。

買い物は週に一度、1週間で1万6千円、「300円以上の野菜は買わない」というマイルールも、hichonさんならではのユニークさです。

◆子供たちと一緒に成長する

お金ではなく頭を使う、流行を追うのではなく自分基準。本書を読むと、人生そのものを精一杯楽しむhichonさんの心意気が伝わってきます。そんなhichonさんのご家族もさわやかで実に愉快。

「どうせやるなら楽しく!」をモットーにはじめたのが「作文発表」です。「子供たちには自分の意見を積極的に言える大人になってほしい」との願いから、hichonさんのご主人が提案しました。

家族旅行の後は、各々で作文を書いて家族の前で発表するのです。同じイベント、同じ観光地を体験しても、皆それぞれ感動のポイントが異なっていますよね。新しい発見もあって、次なる楽しみにつながります。いつの間にか成長している、子供たちの感性にも直接ふれられるのでしょう。

◆夫婦でフリーランス、働き方あれこれ

hichonさんご夫婦は共にフリーランス。自宅で仕事をしています。

夫に対して「一番の味方が近くにいてくれる心強さ」と称するhichonさんですが、一緒にいる時間が長い分、小競り合いもあるそうです。ただ「翌日まで持ち越さない」「挨拶はする」など、お互いをきちんと尊重しています。

家事を分担する、感謝を伝える。あたりまえだからこそ忘れがちになりますが、これもhichonさんの大切なルールです。小さな気配りが家族円満をつくり、きらめく1日のきっかけになるのでしょう。

今日からあなたも、日々の決めごとをつくってみませんか。新しい「楽しい」に出会えるはずです。

<文/森美樹>

【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

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