江原啓之「悲しみも苦しみも愛おしいと思って、自分という魂、命を大事にしてほしい」

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2025年02月25日 11:10  TOKYO FM +

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江原啓之「悲しみも苦しみも愛おしいと思って、自分という魂、命を大事にしてほしい」
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
2月16日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。


江原啓之



<リスナーからの相談>
5年前に乳がんになって治療しました。治療前に凍結した受精卵を移植し、昨年子どもを授かりました。不妊治療クリニックには、まだ5年前に凍結した受精卵が残っています。年齢的にも経済的にも、すべての受精卵を移植することは難しいことは分かっています。

今年に受精卵を廃棄しようと思ったのですが、受精卵破棄の契約をする前日に涙が止まらず、子どもを抱きながら大泣きしてしまいました。自分が治療でつらいときは明るい未来を想像して頑張れたし、子どもを授かったら、もう用はないとばかりに都合よく受精卵を破棄する自分を許せません。結局、凍結を1年延長することにしました。

受精卵には命が宿っているのでしょうか。いつか破棄することになると思うのですが、そのときには水子供養(みずこくよう)をしたほうが良いのでしょうか。

<江原からの回答>
先に申し上げておきますが、受精卵に魂は宿っていません。 お気持ちは分かるものの、ちょっと自己憐憫に浸っているかな、と思います。そこまで自分を責める必要はありません。

現代の文明では卵子の凍結などが可能になりましたが、逆にそれによって落ち込んでしまうのは、現代社会の闇と言いますか、不思議ですよね。それならば、ごくごく自然の道を選ぶこともできます。例えば、養子さんを迎えるとか、そういう道もあるわけでしょう。

「減胎手術」(2人以上の子を妊娠したとき、胎児の数を人為的に減らす手術)も一緒ですよね。良い卵だけを残して、あとは……という手術ですが、人間って勝手でしょう。相談者さんは、そこの“勝手さ”に気付かれたのだと思います。しかしその分、今授かっているお子さんに対して一生懸命に愛をかけてあげてください。子どもさんを“もの”として見ないで、ボランティアとして育て上げる。そして残りの受精卵は、神様にお返しするような意識でいれば良いのだと思いますよ。水子供養は必要ありません。

私たちは生まれてきたからこそ、たくさんの喜怒哀楽を得ることができます。生まれていなかったら、この悲しみすら味わえません。悲しみも苦しみも愛おしいと思って、自分という魂、命を大事にしてほしいなと思います。

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「人生に無駄はありません」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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