クルトワ、ベルギー代表復帰を示唆「プレーするのが恋しい」…確執があった前監督は先月解任

　レアル・マドリードに所属するGKティボー・クルトワがベルギー代表への復帰を検討しているようだ。24日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　レアル・マドリードの絶対的守護神として数多くのタイトル獲得に貢献しているクルトワは、ベルギー代表でもここまで国際Aマッチ通算102試合に出場。しかし、ドメニコ・テデスコ前監督との関係性悪化が囁かれる中、昨年8月に「残念ながら、監督との出来事の後、熟考を重ねた結果、僕は彼の指揮下にあるベルギー代表チームには戻らないことにした。この件については僕も責任の一端を担っている。しかし、今後彼に対する信頼の欠如は必要な友好的な雰囲気を維持することに貢献しないだろう」と表明していた。

　そんなベルギー代表はEURO2024予選を無敗で駆け抜けるも、本大会ではラウンド16敗退という消化不良の結果に終わり、UEFAネーションズリーグでも苦戦。先月にはテデスコ前監督の解任を決断し、新指揮官としてリュディ・ガルシア氏を招へいした。

　テデスコ前監督の下でのプレーを拒否していたクルトワだが、指揮官交代を受けて代表チームへの復帰を検討しているようだ。報道によると、同選手はポッドキャスト『Koora Break』に出演した際に「母国のためにプレーするのが恋しかった。もう1年半もプレーしていない。復帰する準備はできているよ」とコメントし、ベルギー代表でのキャリア再開を示唆したという。

　ベルギー代表は3月にウクライナ代表との連戦を控えているが、そこでクルトワが復帰を果たす可能性が高いと『マルカ』は指摘。ガルシア監督は先日「世界最高のGKを頼りにできないのは残念なことだ」と語っており、同選手の起用を熱望しているという。