中古店で購入した「GODIVA(ゴディバ)」の木箱を大改造する様子がYouTubeに投稿されました。動画は、記事執筆時点7万5000回以上再生されています。
動画を投稿したのは、ミニチュア、ドールハウス、ジオラマの製作過程を公開しているYouTubeチャンネル「Hanabira工房」。以前には、100円ショップのおもちゃのコンロを塗装し、シックなキッチンセットを作る様子が話題になりました。
今回は、中古店で300円で購入したGODIVAの赤い木箱をリペイントし、バレンタインに合わせたミニチュアを作ってディスプレイしていくようです。
まずはドライバーを使って金具を取り外し、箱をバラバラにしました。木箱の表面にはヤスリをかけ、サーフェイサー(下地塗料)を吹きかけて塗装。マスキングテープで保護してから金色の塗料を吹きかけ、乾いたらマスキングテープを剥がします。
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そして、「Hanabira kobo」という文字とカエルが描かれた装飾と円形の葉を模した装飾を表面に施し、最初に取り外した金具を再度取り付けたら次の工程に移りました。
次は、細く切ったシナ材をパズルのように組み合わせながらプラスチック板に貼り付け、表面にヤスリをかけます。そこにブラウンの塗料を塗って再度ヤスリをかけ、水性ニスを塗ったら1枚目が完成です。
もう1枚のプラスチック板には、さらに細く切ったシナ材を貼り付け、ヤスリをかけて塗料とメディウム(溶剤)を塗ります。もう一度ヤスリをかけたら、四角い印を付けたプラスチック板を貼り、ブラウンのメディウムを溶けたチョコレートのように塗り付けたらこちらも完成です。
木箱の底の部分には床となる1枚目、木箱の上の部分には壁となる2枚目のプラスチック板をはめ込んだら、数カ所に穴を開けて1ミリの強力磁石を仕込みました。
その後も、シナ材やプラスチック板を切っては組み立てて、黙々と小さなパーツを作っていきます。ダイソーの小物用パーツなどを使いつつ組み立て、色を塗り、パーツを組み合わせていくと……なんともすてきなチョコレート色のキッチンが完成しました。
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さらに、ネイルシールを使ったチョコレート専用棚、つまようじやダイソーのレジンフィルムを使った壁付け戸棚、板チョコ換気扇と、次々とミニチュアを作っていきます。完成したミニチュアを木箱に配置してみると、うっとりするようなバレンタインの世界が見え始めました。
また、オーブン粘土で原型を作り、樹脂粘土を使ったチョコレートをたくさん作っていきます。指の爪よりもはるかに小さいパーツを1つ1つ作って塗装し、デコレーションしていく様子は「お見事」の一言です……!!
紅茶、アルミホイルに包まれた板チョコ、チョコレートでディップしたイチゴ、湯煎中のチョコレート、チョコレートペンなど、とてつもなく細かいアイテムが次々と完成していきます。
チョコレートを入れる箱やカエルが描かれたラッピング用の箱まで作り、それぞれ丁寧に梱包。ラッピングしたミニチュアのお菓子をダイソーのピンバッジケースに並べ、さらにラッピング用の箱に入れたら、ついにミニチュア作りが完了しました。
最後に、作ったミニチュアをディスプレイしていきます。木箱の床に配置していたチョコレート専用棚やウォールキャビネットを壁の方へと移動させ、作ったチョコレートを並べました。
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ミニチュアを並べていくと、やがてチョコレート専用棚はチョコレートで埋め尽くされ、キッチンは誰かがお菓子を作っている途中のような仕上がりになりました。どこを見てもバレンタインにまつわる物語が思い浮かんだり、チョコレートの甘い香りが漂ってきたりしそうな空間に、思わずうっとりしてしまいますね。
アイデアとセンスにあふれたすてきな作品が完成し、コメント欄では「ひえぇー!? 凄すぎ!!」「本当に精巧で美しい」「見入ってしまいました!」「素敵すぎる! 可愛すぎます!!」「言葉を失います」「まるで箱を開けたら、小さな世界に入れるような気がします」と、国内外から称賛の声が上がっています。
この他のミニチュア作品は、YouTubeチャンネル「Hanabira工房」、Instagram、Xで公開しています。また、著書『ちいさい世界(もの)づくり - 身近なものでできるジオラマとドールハウス -」(ワニブックス)が発売中です。
動画提供:YouTubeチャンネル「Hanabira工房」
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