「KなしCore Ultra 7」が登場! 高価でも低消費電力で高い注目を集める

0

2025年02月25日 15:10  ITmedia PC USER

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia PC USER

パソコン工房 秋葉原パーツ館に入荷した「Core Ultra 7 265」

 先週(2月16日週)は、CPUに話題の新製品が登場している。Intelの20コアモデル「Core Ultra 7 265」だ。Core Ultra 7以上では初のオーバークロック非対応となる"末尾Kなし"型番で、価格と主なスペックは以下のようになる。


【その他の画像】


●「7万円を切ったらより売れるんじゃないかと」――Core Ultra 7 265の評判


 価格は2024年10月に登場した「Core Ultra 7 265K」(7万9000円弱)や「同265KF」(7万6000円弱)の初回価格と比べると低いが、それぞれ6万8000円前後と6万4000円前後まで下がった現行価格で並ぶと目立って高く映る。


 TSUKUMO eX.は「価格が落ち着いて、7万円を切ったらより売れるんじゃないかと思います。消費電力が低いですからね」と話していた。


 消費電力は265K/265KFの125〜250Wと比べて大きく下り、65〜182Wとなる。パソコン工房 秋葉原パーツ館も「これだけ低いと需要が生まれますよね。Core Ultra 5を超えるスペックと発熱の低さを両取りするニーズは確かにあるので、注目している人は少なくないんじゃないでしょうか」という。


●実売1.4万円のCore Ultra 200S向けマザー「H810M K」がデビュー


 Core Ultra 200Sに対応する低価格帯マザーボードの新製品も登場している。ギガバイトのmicroATXモデル「H810M K」で、価格は1万4000円弱となる。


 Intel H810チップセットを採用したシンプルなモデルで、2基のDDR5メモリスロットに、それぞれ1基のM.2 SSDスロットとPCIe 4.0 x16スロットを備えている。入荷したパソコンSHOPアークは「Core Ultra 200S対応マザーでは目立って安いですね。今後エントリータイプのCPUがそろってきたら、さらに価値が増していきそうです」と評価していた。


 同社からはThunderbolt 5ポート2基とMini DisplayPort入力ポート3基を備えた拡張ボード「THUNDERBOLTS 5」も登場している。価格は2万6000円弱だ。


 パソコンSHOPアークは「Thunderbolt 5の需要は限定的ですが、拡張カードを求める人は意外と少なくありません。欲しい人は欲しいインタフェースではありますね」と語る。


●PC-98風の横置きPCケースが先行展示も販売開始前に予約分完売


 先行展示品で話題になっていたのは、SlverStone Technologyの横置きケース「FLP01」だ。実機を先行展示し、2万1780円で予約を受け付けていたTSUKUMO eX.では、既に予約分が完売している。


 ボディーサイズは約440(幅)×362(奥行き)×170(高さ)mmで、ATXサイズまでのマザーボードに対応する。拡張スロットは7段あり、約309mmまでのグラフィックスカードや奥行き約170mmまでの電源ユニット、高さ約138mmまでのCPUクーラーも組み込める。


 特徴はその外観にある。PC-9001シリーズを思わせるデザインで、カラーもアイボリーに統一している。フロント右にある5インチドライブとフロントインタフェースのカバーは、FDD(フロッピーディスクドライブ)の前面を模しており、往年の雰囲気を演出している。


 同店は「フロントにはUSB Type-Cポートがあったり、ケース内は横置きとしては割とスタンダードな作りになっていたりして、最新のパーツを普通に組み込みやすい作りです。普段使いをしつつ、レトロ感を楽しみたい人にうってつけのケースといえますね」と高く評価していた。


●WLMOUSEからメタリックな装丁の肉抜きマウスが登場


 入力デバイスではWLMOUSEの「Strider」シリーズが登場している。オムロン光学スイッチ版とTTC Nihil Transparent Black Dotスイッチ版があり、それぞれにブラックとホワイト、ゴールド、パープルの4色が用意される。価格はいずれも2万5500円前後だ。


 いずれもマグネシウム合金を使った肉抜きマウスで、重量は約45±2gとなる。USB接続と2.4GHzの無線接続に対応し、後者の接続では最大8000Hzのポーリングレートを実現する。


 入荷したパソコンSHOPアークは「肉抜きでは珍しいくらい派手に攻めたデザインですね。形状はENDGAME GEARの『XM2』に近いので、なじむ人は多いんじゃないかと思います」という。


 そのXM2にも新作が登場している。有線接続で8000Hzポーリングレートに対応した「XM2 8K」で、価格は1万4000円弱となる。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色だ。



    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定