画像提供:マイナビニュースJR北海道釧路支社は25日、ダイヤ改正(2025年3月15日に実施)に伴う快速・普通列車の改正内容について発表した。利用状況に合わせ、花咲線で下りの快速「はなさき」を含む早朝・夜間の上下計4本を運転取りやめに。釧網本線でも夜間の下り1本について運転区間を短縮する。
現在、花咲線(根室本線釧路〜根室間)の快速・普通列車は上下各8本を運転。うち上下各2本は釧路〜厚岸間の普通列車として運転(下りは2本とも夜間、上りは朝と夜間に1本ずつ運転)される。釧路〜根室間の上下各6本について、下りは快速列車2本(「はなさき」「ノサップ」が1本ずつ)・普通列車4本、上りは快速列車1本(「はなさき」のみ)・普通列車5本となっている。
下りの始発列車となる快速「はなさき」は釧路駅5時35分発・根室駅8時1分着で運転している。かつて夜行列車の特急「まりも」(札幌〜釧路間)と接続していたとのことだが、現在は接続する列車もなく、利用状況に合わせて運転取りやめが決まった。花咲線の上り始発列車である根室駅5時31分発・釧路駅8時5分着の普通列車も運転取りやめに。「平日の早朝根室発のお客様につきましては、根室駅前バスターミナル5時35分発、釧路駅前バスターミナル8時20分着のバス(特急ねむろ号)をご利用ください」とのこと。花咲線は下り・上りともに始発列車の時刻を繰り下げる。
あわせて夜間の釧路駅20時37分発・厚岸駅21時40分着、厚岸駅22時5分発・釧路駅23時11分着の普通列車1往復も運転取りやめに。厚岸駅から運転される上り最終列車の時刻が繰り上げられる。その他、現在は釧路駅18時59分発・根室駅21時45分着で運転している下り普通列車について、昨年9月に行われた「高校生との意見交換会」で「余裕をもって下校できるようにして欲しい」との意見が出たことを踏まえ、運転時刻を釧路駅19時40分発・根室駅22時45分着に変更。これにともない、厚岸〜根室間で下り最終列車の時刻を繰り下げる。
釧網本線も釧路駅18時54分発・川湯温泉駅20時33分着で運転している上り普通列車について、釧路駅19時24分発・川湯温泉駅21時2分着に変更し、同区間の上り最終列車の時刻を繰り下げる。一方、川湯温泉駅20時41分発・釧路駅22時16分着の下り普通列車は利用状況に合わせ、川湯温泉〜摩周間の運転を取りやめるとともに、ダイヤ改正後は摩周駅19時50分発の釧路行として運転。同区間の下り最終列車の時刻を繰り上げる。なお、花咲線・釧網本線ともに野生動物との衝突対策として実施している減速運転はダイヤ改正後も継続するとのこと。(MN 鉄道ニュース編集部)