画像提供:マイナビニュース4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエストでは、40代150名を対象に「専門検索サイトの利用実態と評価基準」に関する独自調査を実施した。
本調査では、以下の3点について多角的に分析している。
専門検索サイトの利用頻度
利用頻度別に利用経験のあるカテゴリ
専門検索サイトを利用する際に重視するポイント
40代の人々は、どのようなジャンルの専門検索サイトを利用し、どのような情報を求め、どのような評価基準によってサイトを選んでいるのか。調査結果から、40代が専門検索サイトをどのように活用しているのかを詳しくひも解いていく。
(注1)2025年1月9日に東京都新宿区でPCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定した。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測している。ただし、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合がある。
○調査結果(1):専門検索サイトの利用頻度
「専門検索サイト(求人、不動産、旅行など)をどのくらいの頻度で利用しているか」と尋ねたところ、最も多かった回答は「利用したことがない」(28.8%)であった。約3割が専門検索サイト自体を使った経験がないという結果から、40代の中にはこうしたサイトの存在をあまり認知していなかったり、利用する必要性を感じていない層が一定数いると考えられる。
一方、「月に数回程度」(19.3%)や「数か月に1回程度」(19.3%)と回答した人も合わせると4割程度となり、必要に応じてスポット的に利用する人も多いようだ。
頻繁に利用すると答えた「週に数回以上」は7.3%と少数であるが、これは仕事やプライベートで継続的に情報収集が必要な層が存在することを示唆している。
総じて、40代の専門検索サイト利用は「未利用層が大きい一方で、必要時には活用する層も一定数存在し、ヘビーユーザーは少ない」という構図がみられる結果となった。
○調査結果(2):比較的積極的な層が利用する専門検索サイトのカテゴリ
(注2) 本設問では複数選択を可能としつつ回答を3つまでに制限することで、回答者が利用経験のある専門検索サイトのカテゴリを明確に絞り込み、実際に優先度の高い項目を把握しやすくしている。
調査(1)で「週に数回以上」または「月に数回程度」と答えた人に対し、利用経験のある専門検索サイトのカテゴリを尋ねたところ、最も多かったのは「EC・ショッピング」(55%)であった。ネット通販や価格比較サイトを活用している人が多いことがわかる。
次いで「グルメ(飲食店検索サイト・口コミサイトなど)」(52.5%)や「旅行(ホテル・航空券・ツアー比較サイトなど)」(47.5%)が約5割前後で並んでおり、外食や観光といったレジャー関連の情報収集に利用する人が多いようだ。
また、「求人情報(転職・アルバイト情報など)」(32.5%)からは、職探しやキャリアチェンジをサポートするサイトを活用している層が一定数存在することがみえる。
「美容・サロン(ヘアサロンやエステ、検索・予約サイトなど)」(27.5%)も3割程度の利用率で、美容関連の情報収集や予約に専門サイトを使う人も少なくない。
一方、「不動産(賃貸・売買サイトなど)」(15%)や「医療・健康(病院・薬局・介護施設検索サイトなど)」(12.5%)、「金融・保険(保険・投資商品の比較検索サイトなど)」(12.5%)、「学習(スクール・講座検索サイトなど)」(5%)といったカテゴリは1割程度にとどまっている。 これらの分野は利用頻度が比較的限られるため、アクティブユーザー層の中でも利用経験を持つ人はやや少なめといえそうだ。
このように、専門検索サイトを“週に数回以上”あるいは“月に数回程度”活用する比較的積極的な層では、日常的なショッピングや外食・旅行など、ライフスタイルに密着した分野での検索需要が特に高い結果となっている。
○調査結果(3):「数か月に1回程度」利用する層が利用する専門検索サイトのカテゴリ
(注3) 本設問では複数選択を可能としつつ回答を3つまでに制限することで、回答者が利用経験のある専門検索サイトのカテゴリを明確に絞り込み、実際に優先度の高い項目を把握しやすくしています。
最も多かった回答は「グルメ(飲食店検索サイト・口コミサイトなど)」(69%)で、次いで「旅行(ホテル・航空券・ツアー比較サイトなど)」(65.5%)が続く。いずれも外出やレジャーといった非日常的なシーンでの情報収集が主な目的と考えられ、月に数回程度の利用頻度でも行き先やお店選びには欠かせない存在となっているようだ。
一方、「求人情報(転職・アルバイト情報など)」と「美容・サロン(ヘアサロンやエステの検索・予約サイトなど)」はいずれも24.1%で、こちらも必要に応じてサイトをチェックするニーズが散見される。
そのほか、「不動産(賃貸・売買など)」(10.3%)や「医療・健康」「金融・保険」(いずれも6.9%)は数か月に1回程度の利用層が比較的少なく、いずれも住まいや健康、資産運用など大きな決断を伴う分野ゆえに、より必要が生じたタイミングでのみアクセスされる傾向があるのかもしれない。
総じて「数か月に1回程度」利用する層では、日常から少し離れたレジャーや外食シーンなどでの検索ニーズが高く、生活必需的なECや美容・求人情報なども一定割合で利用されている様子がうかがえた。
○調査結果(4):専門検索サイトを利用する際に重視するポイント
(注4)本設問は複数回答を可能としつつ、回答数を2つまでに制限しています。これにより、利用者が専門検索エンジンに求めるうち、特に重要と考えるポイントをより明確に把握できるようにしています。
調査(1)で「週に数回以上」〜「数か月に1回程度」と答えた人に対し、専門検索エンジンを利用する際に重視するポイントについて尋ねたところ、最も多かったのは「検索結果の信頼性(正確さ・網羅性)」(69.6%)であった。確かな情報と幅広い選択肢を求めていることがわかる。
次いで「操作性・わかりやすさ(UI/UX)」(43.5%)となり、ストレスなく直感的に使えるかという視点も重要視されていることがわかる。
また、「レビュー・口コミ情報の信頼度」(31.9%)も3割を超えており、他者の評価や感想がサイト選びの後押しとなるケースが少なくないと推測される。
「条件検索やフィルター機能の充実度」(23.2%)からは、細かな条件指定ができるかどうかを重要視する層が一定数存在することがうかがえる。
一方、「更新頻度・最新情報の充実度」(7.3%)は1割に満たず、「表示速度・レスポンスの良さ」(0%)や「その他」(0%)に至っては回答がなかった。
全体としては、「正確な情報の提示」と「スムーズな操作性」、そして「口コミの信頼度」に対するニーズが特に高いことが特徴的である。
○まとめ:40代専門検索サイト利用 〜 必要時ピンポイント、信頼性がカギ 〜
今回の調査では、40代における専門検索サイトの利用には大きく三つの特徴が浮かび上がった。
第一に、約3割が未利用である一方、必要に応じて月数回程度利用する層も多く、全体として「必要な時にピンポイントで利用する」傾向が強いことがわかった。
第二に、グルメや旅行などレジャー関連の検索ニーズが特に高く、日常の買い物や求人・美容といった分野も一定の利用率を示した。
第三に、利用者が重視する点としては「検索結果の信頼性」「操作性のわかりやすさ」「口コミ情報の有用性」が挙げられ、専門検索サイトに対して正確かつ手軽に情報を得たいというニーズが強く表れている。
今後は、未利用層への認知拡大や、より使いやすく信頼性の高いサービス設計が、利用促進の鍵となるだろう、とレポートを結んでいる。
○調査概要
調査日:2025年1月27日
調査対象地域:全国
調査機関:Freeasy
調査方法:オンラインアンケート調査
調査人数:150名
調査対象:40代の男女()