コロンビア戦もフル出場となった古賀塔子 [写真]=Getty Images『2025 SheBelieves Cup』を戦うなでしこジャパン。開幕2連勝と、ニルス・ニールセン新監督体制下で好調な船出となったが、25日には2戦連続フル出場となったDF古賀塔子が取材に応じた。
「チャレンジ」を掲げて初陣を戦っているニールセン監督。古賀は、「ミーティングの時も毎回『チャレンジしてほしい』と選手に伝えていますし、チャレンジしやすい環境にあります。自分のプレーを出しやすい環境にあると思います。チャレンジせずに失敗がないことはダメと言われていて、チャレンジがないと次の成長はないし、失敗がないことがダメだとも言っていました。自分もそうですが、それがチームとしてチャレンジできている部分だと思います」と、新体制下で好結果が2戦続けて出たことへ見解。
守備においても積極性を求められる中、ニールセン監督の守備への考え方の特徴として、「攻撃時、相手より1枚多く残ることは徹底して言っていることです。リスク管理は監督が重要にしています」とアプローチの例を挙げる。ラインの押し上げも重要になる戦いでもあるため、判断と個の戦いも求められるが、海外移籍も自信のストロングポイントである対人守備をさらに伸ばすために決断したとして、「1対1の守備や対人には自信があります。自分の特徴を出したいし、自分の武器をアピールできるチャンスだと思っています」と、成長を実感している部分である対人守備をしっかり見せていきたいと続けている。
コロンビア戦での失点はビルドアップする中で中盤で相手がひっかけたところからのカウンターでの失点に。古賀は「ポジションを変えながらビルドアップしているので、そこで取られるとバランスも崩れているので判断は大事になります。そこはしっかり合わせるのが課題だと思います。自分もですが、しっかりとコミュニケーションを取って、行くところとステイして遅らせることの判断が大事になる」と、課題も挙げる。
第3戦は強敵のアメリカ。「(パリオリンピックでは)自分たちのやりたいサッカーができなかった印象」と直近の対戦を振り返り、「この2試合で、主導権を握って、ボールを持ってサッカーをする状況の中でアメリカと対戦できることはポジティブです。日本のサッカーを体現しながら、借りを返すことをしっかりやりたいです」と、力強く話している。