紅梅Sを制したナムラクララ(今年1月撮影、ユーザー提供:ワラビさん) 重賞5勝馬のナムラクレアの半妹となるナムラクララ(牝3、栗東・長谷川浩大厩舎)が、チューリップ賞(3歳牝・GII・芝1600m)で重賞初制覇を狙う。
ナムラクララは父アドマイヤマーズ、母サンクイーンII、母の父Storm Catの血統。半姉のナムラクレアは現役屈指のスプリンター。21年の小倉2歳S、22年の函館スプリントS、23年のシルクロードSとキーンランドC、24年の阪神Cの勝ち馬で、3月の高松宮記念の有力候補と目されている。また、半兄のナムラアトムは昨年のファルコンSで4着だった。
ここまで4戦2勝。昨年9月の中京でデビュー勝ち。その後はりんどう賞が0秒2差の4着、つわぶき賞がクビ差の2着と悔しいレースが続いたが、前走でリステッドの紅梅Sを快勝。賞金加算に成功し、春のクラシックを視界に入れた。
今回は初のマイル戦となるが、最大目標が桜花賞である以上は克服するしかない。姉妹重賞制覇を果たすとともに、一気に桜の主役候補に名乗り出てみせる。